第18話。兄が妹の手本となるんだ。
俺の大剣を選ぶかと思ったが、そうでもなかった。
パパ……少し悲しいなぁ……。いかん!いかん!
アーサーが自分の意思で選んだ事なのだ!
ここは尊重が大切ではないか。
まさかのリオラも決めた事により、グレイとアンナは驚かせれるばかりであった。まだ幼い子供だ。
いつか心変わりするだろうとグレイとアンナは内心、微笑む。
グレイとアンナはアーサーを見つめていた。アーサーは己の籠手でパンチを繰り出していた。
アンナはグレイに小声で話しだすのであった。
「あなた、心配だわ、殴るには接近戦なのよ」
「そうだな、他のクラスより被弾は増えるだろう」
「大丈夫かしら、アーサーは……」
「はは、ママは心配症だ、アーサーは弱くないさ」
グレイはオーガを倒した時の記憶が蘇る。オーガの連続パンチの一撃は重い。だが、懐に入れば倒せる。
弱点は他のクラスより増える事だろう。とグレイは理解していた。ここの大陸ではモンクは誰も居ない。
言うなればアーサーが大陸初の「モンク職」になるとグレイは考えていた。
するとリオラが魔法本を持ってアーサーの所に近寄る。
「にーに、いっしょに、くもう〜」
「リぉラ、セイチョウ、シナイト、ムリ」
グレイとアンナが2人の所に近寄り、微笑みながらリオラに伝えるのである。
「リオラ、いつかアーサーと組むと良いだろう」
「そうね、リオラが成長してから組むと良いわね」
「りおら、がんばって〜まほうをまなぶもん」
「アーサー、しっかりとリオラの手本になるんだ」
「あまり、無理はしては駄目よ、アーサー」
「パーパ、マーマ、マカセロ!アーサーニ!」
アーサーは拳と拳をぶつけて頷くのであった。籠手同士がぶつかり「ガチン!」と音がなる。
「ココロ街に寄ったら冒険者ギルドで確認しょう」
「あなた、数字で強くさが分かる、あれね」
「いやーママの数字を見た時は驚いたよ、はは!」
「あなたの数字も驚いたわね、ふふ〜」
2人は顔を見合わせて高笑いするのであった。アーサーとリオラはクエスチョンマークが頭につく。
「スウジ、イミ、ワカラナイ、パーパ?」
「冒険者ギルドに装置があるんだ、行けば分かるぞ」
「そうね、語るより体験しなさい、アーサー」
「ワカッタ!パーパ、マーマ、タイケンスル!」
ココロ街の冒険者ギルドには冒険者の強さを数字で分かるように機械数字装置が設置されていた。
あらゆるステータスが詳しく載る。これは冒険者が嘘を言えないように開発された冒険者ギルド組合の固有法律案であった。
嘘を言えば永久追放さえも有り得る厳しい掟である。
以前、ある国で事件が起きる。魔道士なのに魔法が使えない。一人のミスで壊滅。断じて許す事が出来なかった、冒険者ギルド組合は法律を作成したのだ。
こうして全大陸に広まって今に至るのであった。
4人はピクニックの続きを楽しむべく。グレイとアーサーは釣りを再開する。今宵の晩の夕食にする為に奮闘する。
リオラはアンナと一緒に魔法での活用した遊びを楽しむ。
グレイ一家は夕方になるまで楽しい時間を楽しむのであった。
次回、第19話。そろそろ我が家へ帰ろう。




