表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/40

第14話。魔物とは違う。気にするな。

新刊のスクロール情報では北のスタンビートが。


発生してないと載っていた。北のオーク集団が。


南へ向かって来たって事になるのか!?


情報機関は何をしていたんだ。情報が遅いぞ……。


いかん、いかん!今は忘れよう、仕事癖が出てる。


家族の事を考えよう。仕事は忘れよう。

 グレイ一家はピクニックの為に集落を出て森林の中を進んでいた。森林は森が多いが決して周りは木ばかりではない。しっかりと道も整備されてる。


 土道だが安全に通行が出来るようになっていた。グレイは安全の為に土道を馬車で進む。


 グレイ一家の馬車は「幌馬車」で木製の四輪馬車であった。(※幌馬車。屋根付きの馬車)


 御者席はグレイとアーサーが乗っていた。しっかりとアーサーはフル鎧装備をしていた。


集落を出る前に村長から止められたのである。人前に出る時はアーサーに鎧を着せるべきだと。


こうしてアーサーは鎧を装着させた、グレイとアンナであった。


 アーサーはときより暑いのかヘルムを脱ぐのであった。人影が見えたらヘルムを被る。それを繰り返していた。上手くグレイが人影を伝える。


 ときより馬車がすれ違う、相手の御者席の御者はグリフォンを見ては驚くのである。馬車なのにグリフォンなのか?と。


(※御者。御者席で馬の手綱を握る者。言うなれば運転手になる)


御者席ではグレイとアーサーの会話が続いていた。


「パーパ、ナゼ、ジロジロ、ミラレル?」


「はは!余程、グリフォンが珍しいだろうな」


「パーパ?ウマ、ジャナイカラカ?」


「だっははは!馬車に「馬」が付いてるもんな!」


「パーパ、ワラウ、トコロ、アーサー?」


「アーサーもいつかジョーク分かる時がくるぞ!」


「ここは滅多に魔物が出ないから助かるな」


するとアーサーは魔物と言う単語に反応してしまう。下を向いてしまう。グレイは察してる。


「パーパ、ゴブリン、イウテタ、オーク、カと?」


「アーサーは魔物とは違う、気にするな、いいな」


「アーサー、ニンゲン!ニンゲン、だ!」


「そうだ!アーサーは「人間」だからな」


 2人の会話の、やりとりが続いた。そして馬車内ではアンナとリオラの会話が続いていた。


「ママ、いま、どこに、むかってるの?」


「この近くの池に向かってるのよ」


「ねぇ、リオラ、アーサーと仲良しでいるのよ」


「うん!にーにとは、なかよしでいるよー」


「ふふ、言う必要はないわよね」


リオラはアンナに近寄り、甘えるのである。アンナはリオラの髪を整えてあげる。


 アンナはリオラの賢さを知っている。5歳でありながら魔法に興味を示していた。それにグレイの剣の鍛錬中にも父の背中を見ているからだ。


いつかリオラは親の技量を超えると確信していた。グレイとアンナであった。


 リオラは隠れて魔法の練習をしていた事をグレイとアンナは知っていた。リオラは兄であるアーサーを馬鹿にした事はない。


むしろアーサーの背中を追いかけてるようにグレイとアンナは思っていたのである。


アーサーはリオラが魔法の練習をやってる事は知らない。


「ママ、いけで、まほうのシャボン玉を、つくってー」


「えぇ、いいわよ、リオラ、作ってあげるわ」


「やったー!たのしみ〜!!」


こうしてグレイ一家は森林の中の池を目指すのであった。

第15話。この3つを忘れるな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ