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ラストヒーローズ   作者: やましくないヤマシィ
宇宙奪還編
47/52

救出6

「後方からスリップストリーム反応検知しました!」

その知らせとカルダノ基地の爆発タイミングは同時であった。

目の前のスクリーンには基地が内部で爆発を起こし、その被害が基地全体にどんどん広がっていく様子が映る。

そして、その爆発から逃れるように敵ファイターと敵戦艦が動き、隊列が乱れ始めた。

「後方からの船は敵か?それとも……」

「艦長、後方からのスリップストリーム反応は連合艦のものです!その数3機……高圧レーザー来ます!」

刹那、スクリーンにアンドロメダギリギリのところを過ぎるレーザーが映り、その衝撃波で艦が揺れる。

「この光は⁉︎」

『待たせたね、アンドロメダ!』

この声は、大型レーザーを積んだ戦艦、ベテルギウスの艦長エルザのものだ。

離れたところでレーザーのエネルギーを貯めていたのか。

『遅れてしまい、申し訳ありません総司令官殿。』

「ぜーんぜん大丈夫!良いタイミングだよ!提督っ!」

結衣が答える。

スティーブ提督が全機連れてきたのか。

「ん?」

ブリッジにいるクルーが結衣の方を注視している。

「あれ?みんなどうしたの?私の方見て……あっ!?」

結衣がやってしまったー、という顔をしながら、提督を睨む。

『総司令官殿、何か……あ……』

「もーーーっ!!その呼び方したら、バレちゃうでしょーーー!!!!」

あぁ、そういうことか。

「ええぇぇぇ!総司令官!?」

「結衣ちゃんが???」

「うっそぉぉぉ!!?」



『いい?今回私は悠くんと一緒にアンドロメダでいくけど、役職はバレないようにするつもりだから、みんなもよろしくね!』

『なぁ、結衣ー。どうして役職を隠すの?』

『だって総司令官なんて言ったらみんな、緊張しちゃうじゃん?だから隠してね!』



っていう会話が会議であったんだった。

「スティーブのばかーーー!あほ!マヌケ!」

『忘れてました……』

提督に「馬鹿」だの「マヌケ」だの言えるの結衣ぐらいしかいないだろうな……

「ちょっ、そんな事より今はまだ戦闘中ですよ。」

『あぁ、分かっている。ベテルギウス、今の一撃でどの程度倒したか分かるか?』

『大型艦1機、中型艦1機、ファイター5機の撃墜が確認されてるよ。』

『よし、残りは大型と中型艦合わせて3機か。一気に叩くぞ。』


戦いが終わったのはそれから間も無くのことだった。


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