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ラストヒーローズ   作者: やましくないヤマシィ
宇宙奪還編
45/52

救出4

「エドワード、爆弾の設置は?」

輸送艇に戻り、運転席に座る副長のエドワードに聞く。

「動力源と思われる箇所の周辺4ヶ所に設置しました。」

「そうか、流石と言ったところだな。」

「艦長も救出お見事です。」

本当に頼りになる。

彼とは、アンドロメダに配属が決定してからの仲だが、今では艦内で最も信頼できる奴だ。

「あぁ、一応は……救出か……」

途中、薩美君の知り合いとあんな形で会うとは思わなかったが……

カルダノに支配されていたというより、自らの意思で僕らを狙ってきていた。薩美君たちが関係しているのはわかるが、「見捨てた」と言う言葉は気掛かりだな。

当の薩美君は今、輸送艇の後部で座っている。

彼も彼の友人たちも彼同様、暗い表情をしている。

「こちら輸送艇のエドワード副長だ。デルタ分隊に護衛を要請する。」

『こちらデルタ分隊の仙崎。すぐに向かいます。』

後は、アンドロメダに戻り次第爆弾を爆破させる。

地球人の安全を確保が第一だからだ。

すぐにファイター隊が来てアンドロメダに向け動き出した。



「結衣ちゃん、艦長たちが戻って来るって!」

「ほんと!?すぐに輸送艇側に援護射撃を始めて!」

ゆう君たちは上手くいったかな……

「ファイター隊から連絡です!αβ両部隊とも被害甚大!残り10機!」

「すぐに撤退するようにいって!」

取り敢えず今は目の前の敵をなんとか食い止めないと……

それに、気掛かりな点もまだ解決してないし。



「アンドロメダに着艦完了。」

宇宙船で移動を始めてから、しばらくして船は停止した。

どうやらどこかに着いたらしい。

「アンドロメダ……?どこかで……」

金作の隣に座っていたてっちゃんが呟くのが聞こえる。

「どうかした?」

綾月さんがそう問う。

「いや、僕どこかで聞いたことがあるんだよね……」

てっちゃんが考え始める。

「えーっと皆さん。本当は手厚いサービスをしたいとこなんですけど、今戦いの真っ最中だから取り敢えずここにいて下さい!」

その時、前方にいた梅宮さんが後部にいた僕らにそう伝える。

直後、ドアが開きシューっという音とともに空気が流れ込んでくる。

「一応クルーは付けますので、何かあったら言ってください!……行くよ!」

そう言って梅宮さんたちはドアの向こうへと走っていった。



「あ、ゆう君!おっかえりーーっ!!!」

司令室のドアを開けた瞬間、結衣が飛びついてくる。

「んぐっっ⁉︎首っ……しまっ……しぬっ……」

結衣の突っ込むスピードと腕の位置が悪く

(ラリアットじゃねぇか‼︎)

と思わずにはいられない。

「あ、ごめん!」

「ごほっごほっ……で、状況は?」

「最前線で戦っていたαβ部隊の被害が甚大だから引くように伝えてある。そっちはどうだった?」

「一応連れ去られた人たちの救出には成功した。あとは……」

目の前のスクリーンに目をやる。

「目の前の敵をどうにかするだけか……」

『残念だけど、それは無理そうだね。』

突然艦内の放送がかかる。

その直後、司令室の明かりが消え、非常灯に変わった。

「何が起きてる⁉︎」

放送で流れてきた声は……

「ミカエルか?……」

聞き覚えのある声だったからすぐに分かった。

『正解。』

「アンドロメダに何をした!」

エドワードが隣で大声をあげる。

『見ての通りさ。君らを売った。』

その声に合わせるかのように、クルーの

「艦長ダメです。舵が取れません!」

「ミサイルも発射不能です!」

という知らせが入ってくる。

そして一番悪い知らせがやって来た。


「敵の大型レーザー砲からレーザーが発射されました!」


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