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ラストヒーローズ   作者: やましくないヤマシィ
宇宙奪還編
33/52

待機編①

–現代–

カルダノ本拠地への攻撃が決まり、各戦艦は準備を始めた。


「艦長、失礼します!……いない。」


「お、エドワード副長。どうかした?」


艦長室から艦内を回ろうと出た時、エドワード副長から声をかけられる。


「いや、あの小娘が見当たらないもので、ここにいるかと思ったんですが、居ないですね。場所は知ってますか?」


「連合本部でスティーブ提督と話ししてるからここにはいないよ〜。」


「そうですか、やっと出て行きましたか……え?提督と話を?なぜあんな小娘が⁉︎」


「まぁ昔っからの知り合いだし、役職的にもね。」


「そういえば、あの小娘ってなんていう役職なんですか?」


「んー、企業秘密かな?」


「なんですか、それは?」


エドワードがハハッと笑う。


「了解です。ここに居ない事が分かっただけで十分です。失礼しました。」


「あいよ。」





「あー、んーんー、えーと、みんないい?」


δ分隊を収集したもののあまりにものバラバラさにため息をつく。


「なんすか、隊長はん?」

「うぜぇよ、集めたんならさっさと話ししやがれ。」


話をしたいのは、山々なんだか……

隊員を全員集めたのはいいんだが、個々がバラバラすぎて、マジでまとまらない。

その時、ボンッという爆発音が背後から聞こえ全員が静まる。


「す、すいません!」


振り返るとそこにいたのはうちの分隊のウィンディという女隊員だった。年は多分俺より2.3下。

手には鍋を持っていてその中はどす黒い色をしていた。


「も、もしかして……それ、爆発したの?」


おい、嘘だろ。食いもんってどうやって爆発すんだよ……


「ごめんなさい!皆さんに食べてもらおうと思ったんですけど……」


鍋の中から黄色い煙が立ち上り、辺りに異臭を撒き散らす。


「な、何したの?」


「えっと、せっかくなのでカレーを作ろうと思ったんですけど、最後の隠し味に

『KAYAKU』とかいうやつを入れたらいいってレシピに書いてあったんですけど、入れたらこんな事に……」


「ちょっとそのレシピ見せて。」


「艦長から前に貰ったんです。」


そう言って見せてきたレシピは日本語で書かれたものだった。


「『KAYAKU』の意味がわからなかったんで辞書で調べたんです。……ほらここに。」


【火薬…熱や衝撃によって爆発する物質】


どう考えたって間違えてるだろ。

爆発させてどうする!


「かやくって服材料のことだから!ネギとか。」


「えぇぇぇ‼︎」


驚きのあまり目を見開いている。


いや、普通に考えておかしいでしょ!死ぬよ、それ!

そんなことより話さなきゃならないことがあった。


「じょあ、せっかく静かになったんだし、話するね。まず編隊について……」


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