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ラストヒーローズ   作者: やましくないヤマシィ
宇宙奪還編
25/52

先制攻撃1

「艦長!」

ブリッジに戻ると、エドワードが声をかけてくる。

「総員戦闘配置につきました!」

「分かった。直ちにドッキングアームを解除しろ!」

「イェッサーー!」



(カルダノ艦?)

「おいカルダノってなんだか知ってるか?」

「なんだよ、隊長さん知らないの?十八年前に地球に攻めてきた奴らだよ。あの時は何とか一隻の犠牲で済んだけど、あれから向こうの技術も進歩してるだろうから、どうなるかな。」

「そうは言っても俺たち地球人の技術だって進歩してるぜ。」

「向こうの技術をパクっただけだろ?」

勝手に隊員たちで話が進む。

「まぁ、取り敢えずスペースファイターに向かうぞ。ファイターしか今は戦えないだろうから。」

「「「了解‼︎」」」

そのときガコン!と、足元に衝撃が走った。

「なんだ?」

「何かぶつかったのか?」

「船が動いてるんじゃないか?」

「嘘!もう完成してたの?」

この感じからして間違いなく動いている。既に完成していたんだ。

「急いで行くぞ‼︎」



「ドッキングアーム無事解除。メインスラスター起動開始!」

ブリッジにいる操縦士のトンプソンが現状を伝えてくる。

「よし、アンドロメダ発進‼︎」

(いきなり戦闘か……)

もう少し平和な発進をしたかったんだけど、なかなか上手くいかないね。

「現在、旧型船プロキオン、アンタレスが交戦中との情報が入りました。」

「敵は何機か分かるか?」

「七機との情報です。」

「了解、そこに我々も向かうぞ。ミサイル一から三百用意!」

間に合ってくれ!



「セオルド艦長、敵艦射程圏内に入りました!」

「何としてもここで食い止めるぞ!ミサイル、レーザー、魚雷、あるもん全部使え!それから戦艦アンタレスに通信を入れろ!」

「了解しました!……通信繋ぎました!」

『いきなり奴ら来たな。そっちの状況は?」

「こっちは射程圏内に入ったので、迎撃を開始した。そちらは?」

『スペースファイターを20機ほど発進させている。もう少しで戦闘が始まる。』

「よし、地球には近づけないようにするんだ。」

「艦長!カルダノ機から小型の物体が数百個地球に向けて放たれています!」

「何⁉︎ミサイルか?」

「いえ、攻撃能力は無いようです。」

「では一体なんなんだ?」

『セオルド、今はそんな事より目の前の相手に集中しろ。』

「あぁ、わかっている。」

今落ちたのが地球に悪い影響を及ぼさなければいいんだが……

「艦長!敵艦からミサイルが10発こちらに向かってきます!」

地球に送った物体よりはるかに少ないな。これでは牽制程度だぞ?

「防御レーザー作動しろ!」

『よし、こちらも射程圏内に入った。ここから巻き返すぞ。』

「あぁ。」

ドォォン、と床が揺れ止まらないうちに再び床が揺れる。

「被害状況は?」

「ミサイルを発射する砲台4基がやられました。」

奴らの技術は遥かに以前より進歩しているのかもしれない。被害が思ったより大きい。たかだか十発でこれだけの被害とは。

「あと使える砲台は何個だ?」

「六基です!」

「分かった。今すぐアンタレスの前に行け。」

『何をする気だ?』

「まだ相手の出方がわからん。それにミサイルの性能も分かっていない。だから今は我々が壁になり少しでも時間を稼ぐ……攻撃デッキ以外のクルーを脱出ポッドに行かせろ!」

「艦長は?」

「操縦を担当する。」

「しかし……」

「これは艦長命令だ!」

「了解!」

何としても時間を稼がなくては……



「ここから戦闘地域まであとどのくらいだ?」

エドワードに聞く。

「あと5分ほどです。」

「よし、スペースファイター部隊を全機出撃させろ!」

「イェッサーー!」



「俺たちに出撃命令が出た。すぐに発進するぞ。」

もうプロキオンでは戦闘が行われているらしい。何としても援護に行かなくては!という気持ちが高鳴る。

既にうちの部隊は全員がファイターに乗り込んでいた。

「ウィーーンウィーーン」という警告音とともにハッチが開く。

もう少し耐えてくれ!












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