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ラストヒーローズ   作者: やましくないヤマシィ
日本蹂躙編
22/52

破壊作戦4

カルダノたちの包囲を突破し裏門を通ると、学校内は案外カルダノはいなかった。

「ポータルは俺らの教室の向かい側に落ちたんだよな?」

校舎に入るときに金作が聞いてきた。

「そう、あの教室は2-j組だったはずだ」

ちょうど俺たちのクラスの反対側だったからな。

「じゃあ、行ってみよう!」


初めに言ったが俺たちの校舎はコの字型で三階建てだ。正門はコの上の棒の方に、裏門はコの下の棒の方にある。そして2-j組は正門の方の三階にある。

逃げる際、爆発を起こしたものの、瞬間的に燃えただけで、跡も形も残っていた。

「よし、校内はかなり数が少なそうだな。」

校内は同じ廊下に3体いるかどうかというくらい少なかった。

「まだ、気を抜いちゃだめだよ!この先のポータルからカルダノは出てきてるんだから!」

綾月さんのいう通りだ。ここから数が増えると思って良いだろう。


階段を上っていき三階に着く。

「あっ。」

思わず声が出る。

上がってすぐの所が僕らのクラスだったのだ。

三人とも思わず中を覗く。

「早く帰ってきたいね。」

綾月さんがそう言う。

学校に通っている間ははっきり言ってもう来たくもないときもあった。

ぼっち、というか金作以外話す人がいなかったから。

だけどいざこういう状況になると…まぁ、戻りたくはないか。

思わず笑っていたのだろうか。

「薩美くん、どうしたの?」

と聞かれてしまった」

「ううん、なんでもない。」

と返事をする。

でもこの状況だけは絶対終わらせたい。

「あと少しだから急ごう!」


角を曲がるとポータルの近くだからかカルダノが5体ほどいた。

しかしそのうちの4体は向かい側にある階段から降りていく。

なるほど向かい側の階段から下に降りて戦場に向かってるから、こっち側にはあまりいなかったのか。

作戦にハマったようだ。

「よし、あのカルダノを倒してポータルに向かおう!」

金作が前に出て注意を引いている隙に、俺がアサルトライフルで右胸を撃つ。

「あいかわらず上手いな、お前。」

「そりゃどうも……よし、ポータルの周りにはいないみたいだから早々に爆弾をくっ付けて帰ろう。」

ポータルは三メートルくらいの大きさだった。ドアのようなものがついている。恐らくここからカルダノが出てきていたのだろう。

閉まっているってことはずっとは開いていられないのかな?

まあそんなことはどうでも良い。すぐに付けて早くここから逃げたい。

「凌!つけたか?」

金作が聞いてくる。

「あぁ、綾月さんは?」

「こっちもつけたよ。」

ポータルの周りを囲むように爆弾を9個つける。爆発までは10分だ。

やっと戦いが終わる。

「よし、帰ろ……」

「おい!離せ!」

金作の声がする。

「おい金作!どうし……」

「きゃぁ!止めて!」

綾月さんの声もする。

二人ともカルダノに捕まっていた。

いったいいつの間にいたんだ?

それとも初めから、校舎に入った時から気づかれていて、わざとここまでおびき寄せたのか?

ガシッ!っと俺の両腕が押さえつけられる。

「は、離せ‼︎」

おい、うそだろ。こんなとこでくたばってたまるかよ!

必死に足で蹴ったりしてみるが全然効かない。

その時ポータルのドアが開き眩い光が差し込んでくる。

開くと同時にカルダノたちは俺たち三人をポータルの中に連れ込もうとする。

腕を物凄い力で抑えられていて全く抵抗できない。

ブシューー、っとガスをかけられる。

物凄い睡魔が襲ってくる。

催眠ガスか?

失われいく意識の中、ポータルに入っていくのがわかる。

「こんなとこで死にたくない。今までの人生は何だったんだよ。今までの人生は……」


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