第7話 通常個体
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草むらを押し分け、青黒い毛並みを持つ魔獣が姿を現した。
大型犬ほどの身体。
前へ突き出した鋭い二本の前歯。
濡れた体毛の表面には、流れ続ける薄い水の膜がまとわりついている。
「これが……水路鼠」
ミナが両手で杖を握りしめた。
実物を見るのは初めてなのだろう。
その声には、わずかな緊張がにじんでいる。
アクア・ラットは低く身を伏せ、四人を順番に見回した。
細長い尾が地面を叩く。
「一匹だけか?」
ロイが槍を構えたまま尋ねる。
「そう判断するのは早い」
薫は腰の長剣へ手をかけながら、周囲の草むらと水路へ視線を走らせた。
先ほど聞こえた鳴き声は一つではない。
目の前の個体以外にも、複数の気配が身を潜めている。
「依頼書には、群れで行動すると書かれていた」
「そんなことまで覚えてるのか?」
「必要な情報だから」
薫は魔獣の身体を覆う水膜を見つめた。
「身体の周りにあるのが《水纏い》。薄い水の膜で攻撃の勢いを逸らして、受ける傷を軽くする」
「じゃあ、あれを破らないと倒せないのか?」
「そこまで強いものじゃない。ただ、浅い攻撃は通りにくいと思った方がいい」
千鶴が背負っていた大剣を抜いた。
鈍い鉄の刃が、朝の光を反射する。
「一度しっかり止めてから、深く当てるってことだね」
「うん。それと《水弾》を使う」
「魔法まで使うのかよ」
ロイの表情から、先ほどまでの軽さが消えた。
「威力は低いらしいけど、目や足元を狙われると厄介だ。水中では地上より動きも速い」
薫は三人の顔を見る。
「逃げられても、一人では追わないで」
ロイは槍を握り直した。
「分かった」
千鶴は大剣を正面へ構える。
「誰かが止めたら、他の誰かが仕留める。最初に決めた通り、誰も一人で動かない」
「はい」
ミナが答えた。
少し離れた場所では、バルドが腕を組んで立っている。
助言する様子はない。
ただ黙ったまま、四人の立ち位置と武器の構えを観察していた。
アクア・ラットが甲高い鳴き声を上げる。
「ギィィッ!」
その声に応えるように、右側の草むら、水路の中、そして四人の背後から複数の鳴き声が返ってきた。
ロイが周囲を見回す。
「やっぱり、まだいるのか……!」
「ロイ、右から来る」
薫の声が飛ぶ。
「見えた!」
草むらが大きく揺れ、アクア・ラットが飛び出した。
鋭い前歯を剥き出しにし、ロイへ襲いかかる。
ロイは一歩踏み込み、槍を突き出した。
穂先が魔獣の肩口を捉える。
だが、刃が体毛へ触れた瞬間、水膜が大きく波打った。
槍の穂先がわずかに横へ逸れ、青黒い体毛の表面を浅く滑る。
「弾かれた!?」
致命傷には程遠い。
アクア・ラットは怯むことなく槍の横をすり抜け、鋭い前歯をロイの足へ向けた。
「下がって!」
千鶴の声に、ロイは反射的に後方へ跳ぶ。
直後。
横から振るわれた大剣の腹が、アクア・ラットの胴体を打ち据えた。
鈍い衝撃音。
水膜が弾け、魔獣の身体が地面を転がる。
千鶴は刃ではなく、広い刀身を使っていた。
ロイが近くにいる状態で振り抜けば、味方まで巻き込む可能性がある。
だから斬らずに、動きだけを止めた。
「ロイ!」
ロイはすぐに意図を理解した。
地面でもがくアクア・ラットへ駆け寄り、槍を突き下ろす。
今度は浅く狙わない。
穂先が薄い水膜ごと魔獣の胸を深く貫いた。
アクア・ラットの身体が大きく跳ねる。
甲高い断末魔を上げた後、やがて動かなくなった。
「一匹……!」
ロイが息を吐く。
「数えなくていい! 前を見て!」
薫の警告と同時に、水路から水飛沫が上がった。
別のアクア・ラットが水中から飛び出し、ミナへ襲いかかる。
「ミナ!」
ロイが振り返る。
だが、間に合わない。
濡れた牙が少女の肩口へ迫る。
ミナは杖を握りしめたまま、一瞬だけ身体を固くした。
逃げなければ。
攻撃しなければ。
二つの考えが頭の中でぶつかる。
そのとき、出発前に薫から言われた言葉が蘇った。
最初から攻撃だけを考えなくていい。
「風よ!」
ミナが杖を振る。
杖の先から放たれた風が、空中のアクア・ラットへ真正面からぶつかった。
傷を負わせるほどの威力はない。
だが、魔獣の身体をわずかに押し上げ、その軌道を逸らすには十分だった。
鋭い前歯がミナの肩口をかすめる。
服の表面は裂けたが、牙は肌まで届いていない。
アクア・ラットは体勢を崩し、ミナの横へ落下した。
「薫さん!」
「分かってる」
薫はすでに動いていた。
長剣を鞘に収めたまま、柄頭でアクア・ラットの横腹を殴りつける。
水膜が弾け、魔獣の身体が地面を滑った。
薫はそのまま短剣を抜き、首元へ突き立てる。
わずかな抵抗の後、アクア・ラットの身体から力が抜けた。
「ミナ、怪我は?」
薫は短剣を引き抜きながら尋ねた。
「だ、大丈夫です」
ミナは裂けた肩口へ手を当てる。
服は破れているが、血は出ていない。
「今の、よかったよ」
千鶴は正面を警戒したまま言った。
「無理に倒そうとしないで、動きを逸らした」
「でも、私だけでは……」
「一人で倒す必要はない」
薫が答える。
「ミナが止めたから、僕が仕留められた」
ミナは小さく息を呑んだ。
その言葉を聞き、杖を握る指からわずかに力が抜ける。
しかし、戦闘は終わっていない。
最初に姿を見せたアクア・ラットが、仲間を倒されたことに気づき、低い鳴き声を上げていた。
その左右から、さらに二匹が草むらを押し分けて姿を現す。
正面に三匹。
ロイが槍を引き抜き、千鶴の隣へ戻った。
「まだ三匹いるぞ」
「見えている数はね」
薫は背後の水路へ目を向ける。
水面には、わずかな波紋が広がっていた。
「ミナは後ろを警戒して。水路から来る可能性がある」
「はい!」
「右は僕が見る。千鶴は正面。ロイは左を止めて」
「分かった」
ロイは今度こそ迷わずに答えた。
千鶴の肩では、ノクスが牙を剥き、アクア・ラットたちを睨んでいる。
小さな身体が、今にも飛び出しそうに低く沈んだ。
「ノクス」
千鶴が静かに名前を呼ぶ。
「ここにいて」
「キュルル……」
ノクスは不満そうに喉を鳴らした。
だが、千鶴の肩から離れようとはしない。
三匹のアクア・ラットが動いた。
中央の一匹が地面を蹴る。
わずかに遅れて、左右の二匹も走り出した。
「来る!」
千鶴は大剣の広い刀身を、盾のように正面へ立てた。
中央のアクア・ラットが飛びかかり、刃へ噛みつく。
鉄と牙がぶつかる甲高い音。
千鶴は両脚で地面を踏みしめ、その突進を受け止めた。
「重っ……!」
大型犬ほどの体格とは思えない重さだった。
水膜に覆われた身体を押し込まれ、千鶴の足がわずかに地面を滑る。
その横を、左側の一匹が駆け抜けようとした。
ロイが槍を構える。
先ほどのように、魔獣の身体を直接狙うことはしない。
進行方向を塞ぐように、穂先を低く突き出した。
アクア・ラットは槍を避けるため、横へ跳ぶ。
「そっちへ行くぞ!」
ロイは声を上げた。
一人で仕留めようとはしない。
魔獣が跳んだ先を、千鶴へ伝える。
千鶴は大剣へ噛みついていたアクア・ラットを蹴り離した。
身体を回転させ、その勢いのまま刃を振り下ろす。
ロイに進路を変えられた魔獣の首元へ、大剣が正確に食い込んだ。
水膜が弾け、青黒い身体が地面へ沈む。
刃は水路の縁にも、石畳にも触れていない。
ロイが息を呑む。
借り物の大剣であることを忘れさせるほど、千鶴の一撃は正確だった。
「次!」
千鶴の声で、ロイは我に返る。
中央にいたアクア・ラットが体勢を立て直し、再び千鶴へ飛びかかろうとしていた。
その口元に、水膜の一部が集まり始める。
「千鶴、水弾!」
薫が叫んだ。
アクア・ラットが口を開く。
圧縮された水の塊が、千鶴の顔へ向かって放たれた。
千鶴は咄嗟に大剣を持ち上げる。
水弾が刀身へぶつかり、激しく弾けた。
飛び散った水が顔へかかり、一瞬だけ視界を奪う。
その隙を狙って、アクア・ラットが地面を蹴った。
「正面!」
ロイの声が飛ぶ。
千鶴は見えていない。
それでも迷わず、大剣を横へ構えた。
直後、刀身へ重い衝撃が加わる。
アクア・ラットの牙が、再び鉄へ食らいついた。
「助かった!」
「押さえられるか?」
「任せて!」
千鶴は大剣を地面へ押しつけるように傾けた。
刀身へ噛みついたまま、アクア・ラットの身体が地面へ沈む。
「ロイ!」
「おう!」
ロイが槍を突き出す。
動きを封じられた魔獣の脇腹を、穂先が深く貫いた。
アクア・ラットは短く鳴き、力を失う。
その頃。
右側では、薫と一匹のアクア・ラットが向かい合っていた。
魔獣はすぐには飛びかかってこない。
低く身を伏せたまま、薫との距離を測っている。
薫も自分から踏み込もうとはしなかった。
長剣を正面へ構え、魔獣の足と口元を観察する。
アクア・ラットの頬が膨らんだ。
「水弾が来る」
直後、魔獣の口から水の塊が放たれた。
薫は半歩だけ身体を横へずらす。
水弾は頬の横を通り過ぎ、背後の草へぶつかった。
水が弾けた音と同時に、アクア・ラットが飛びかかる。
水弾で相手の意識を逸らし、その隙に牙を届かせる。
依頼書に書かれていた通りの動きだった。
薫は長剣を斜めに振り上げる。
刃がアクア・ラットの前脚を浅く裂いた。
水膜に勢いを逸らされ、傷は深くない。
だが、着地する前脚を斬られたことで、魔獣の体勢が崩れる。
薫は短剣を抜いた。
喉元へ突き立てようとする。
しかし、アクア・ラットは身体を捻り、寸前で刃を避けた。
そのまま薫から離れ、水路へ向かって走り出す。
「逃げるぞ!」
ロイが追いかけようと一歩を踏み出した。
「ロイ!」
千鶴が呼び止める。
ロイの足が止まった。
水路までは、まだわずかに距離がある。
アクア・ラットは負傷しているが、水中へ逃げ込めば一気に動きが速くなる。
ロイは槍を握ったまま、逃げる魔獣と千鶴を交互に見た。
「追わない方がいいんだな?」
千鶴が頷く。
「一人ではね」
「ミナ!」
薫が声を上げた。
「風で水路から離せる?」
「やってみます!」
ミナが杖を向ける。
「風よ、押し返して!」
水路へ向かっていたアクア・ラットの横から、強い風が吹きつけた。
魔獣の身体がわずかに浮き、進行方向が横へ逸れる。
水路へ飛び込むはずだった前脚が、土の上を滑った。
「ロイさん!」
「任せろ!」
ロイが槍を突き出す。
穂先がアクア・ラットと水路の間へ突き立てられた。
身体を狙わず、逃げ道だけを塞ぐ。
進路を失ったアクア・ラットは反対側へ身体を向けた。
そこには、すでに薫が立っていた。
長剣が一閃する。
水膜を切り裂いた刃が、魔獣の首元へ深く食い込んだ。
アクア・ラットの身体が地面へ倒れる。
薫は長剣を振り、刃についた水と血を払った。
「今の、よかった」
薫がロイへ言った。
「いきなり突かなかったから、逃げ道を塞げた」
ロイは槍を引き抜きながら、わずかに目を逸らす。
「同じ失敗を、何度もするつもりはない」
「うん」
千鶴が笑った。
「それなら大丈夫」
しかし。
戦いは、まだ終わっていなかった。
最初に姿を現したアクア・ラットが、仲間たちを倒された様子を見ている。
先ほどまで四人を威嚇していた魔獣は、今では低く身を伏せ、少しずつ後退していた。
「逃げるつもりか?」
ロイが槍を構える。
アクア・ラットが身を翻した。
草むらへ飛び込み、水路に沿って東へ走り出す。
ロイは反射的に追おうとした。
だが、その足は一歩目を踏み出す前に止まった。
「追うか?」
ロイは千鶴ではなく、全員へ尋ねた。
千鶴と薫が一瞬だけ顔を見合わせる。
「今度は追っていい」
薫が答えた。
「ただし、距離を保つ。巣へ戻る可能性がある」
「ミナは風で草を開ける?」
千鶴が尋ねる。
「できます」
「姿を見失わない程度でいいよ。刺激して、こっちへ戻ってこないようにして」
「はい!」
薫は周囲を見回した。
倒したアクア・ラットは四匹。
今のところ、他に動く気配はない。
「怪我を確認してから動こう」
四人は互いの状態を確かめる。
ロイに傷はない。
ミナの服は肩口が裂けているが、肌には届いていない。
薫も無傷。
千鶴は全身に泥と水がついている程度だった。
「ノクスも大丈夫?」
「キュル!」
千鶴の肩で、ノクスが誇らしげに胸を張る。
戦闘中、一度も勝手に飛び出さなかった。
「偉い!」
千鶴がその頭を撫でる。
ノクスは気持ちよさそうに目を細めた。
少し離れた場所では、バルドが変わらず腕を組んでいる。
戦いが始まってから、一度も言葉を発していない。
千鶴がそちらを見る。
「何も言わないんだね」
「試験中だ」
バルドが短く答える。
「評価を聞くつもりなら、終わってからにしろ」
「まだ何も聞いてないけど」
「顔に書いてある」
千鶴は頬へ手を当てた。
「本当に?」
「姉さん、行くよ」
薫が呆れたように声をかける。
逃げたアクア・ラットの姿は、すでに草むらの向こうへ消えかけていた。
四人は再び、最初に決めた並びへ戻る。
先頭は千鶴。
少し後ろをロイ。
その後ろにミナ。
薫は最後尾に立ち、全員の位置を確認した。
出発した時と同じ順番。
だが、四人の間にあったぎこちなさは、先ほどよりも確実に薄れていた。
「ミナ」
歩き始めた薫が声をかける。
「最後の風、助かった」
ミナは自分の杖を見る。
「私の魔法では、傷もつけられませんでしたけど……」
「傷をつける必要はなかった」
薫は前を向いたまま答えた。
「ミナが進路を変えたから、ロイが逃げ道を塞げた。ロイが止めたから、僕が仕留められた」
ミナは少しだけ目を見開く。
「私も、ちゃんと戦えていましたか?」
「もちろん」
千鶴が振り返った。
「四人で倒したんだよ」
ミナの表情に、小さな笑みが浮かぶ。
四人は水路に沿って進んだ。
逃げたアクア・ラットの姿は見えない。
だが、濡れた足跡が泥の上に残されている。
ミナが起こす緩やかな風によって草が左右へ分かれ、追跡の邪魔をすることもない。
足跡は途中で水路を離れ、背の高い草が生い茂る斜面へ続いていた。
斜面の下には、崩れかけた石壁がある。
その一部に、大人が屈めば通れそうなほどの穴が開いていた。
穴の周囲には、青黒い体毛が何本も付着している。
「ここか」
ロイが槍を構える。
「巣の入口だな」
「まだ近づきすぎないで」
薫が止めた。
四人は穴から距離を保ち、周囲を調べ始める。
地面には、小さな足跡が無数に重なっていた。
中へ入った跡。
外へ出た跡。
一匹や二匹ではない。
何度も群れが行き来した痕跡だ。
薫はしゃがみ込み、足跡を一つずつ確認していく。
やがて、その指が止まった。
「……これは」
千鶴も隣へしゃがみ込む。
薫が見つけた足跡は、他のものよりも明らかに大きかった。
幅も深さも、通常のアクア・ラットとは比べものにならない。
倍近い体格を持つ何かが、この穴を出入りしている。
「女王個体かな?」
千鶴が小声で尋ねる。
「可能性はある」
薫はすぐには断定しなかった。
「別の魔獣がいる可能性も捨てられない」
穴の奥から、低い音が聞こえた。
鼠の鳴き声に似ている。
だが、先ほど戦った個体とは比べものにならないほど太く、重い。
ノクスの身体が強張る。
千鶴の肩で毛を逆立て、暗い穴の奥へ向かって低く唸った。
「キュルルル……」
さらに、巣穴の奥からいくつもの鳴き声が重なって聞こえてくる。
一匹ではない。
まだ多くのアクア・ラットが、この先にいる。
ロイが槍を握る手に力を込めた。
「中へ入るか?」
「その前に、一度離れる」
薫が静かに答える。
「中の広さも、数も分からない。女王個体がいるなら、通常個体と同じ戦い方で通用するとも限らない」
「作戦を決めるってことだな」
「うん」
千鶴が立ち上がった。
「今度も四人で戦うためにね」
誰一人として異論を挟まなかった。
四人は互いの位置を確認しながら、巣穴からゆっくりと距離を取る。
その時。
暗闇の奥で、何かが身体を起こした。
ずしりと重い音が、地面を伝って四人の足元まで届く。
続いて。
闇の中に、二つの大きな瞳が浮かび上がった。
モンスター図鑑 No.001
水路鼠
危険度:位階Ⅰ(獣害級)
【生息地】
河川・水路・貯水池・湿地帯
【特徴】
大型犬ほどの大きさを持つ水棲の鼠型魔獣。
群れで生活し、水路や堤防を鋭い前歯で削るため、放置すると灌漑施設の崩壊を招くこともある。
【能力】
・《水纏い》
全身を薄い水膜で覆い、斬撃や打撃の威力をわずかに軽減する。
・《水弾》
口元に水を集めて放つ初級魔法。
威力は低いが、視界妨害や牽制として厄介。
【弱点】
乾燥に弱く、水辺から離れるほど動きが鈍る。
【討伐のコツ】
一匹は脅威ではない。
しかし群れになると連携して襲うため、突出は厳禁。
水路へ逃げられる前に退路を断つのが基本。
【主な素材】
* 水魔石(小)
* 撥水皮
* 鋭牙
【バルドの一言】
「新人が死ぬ原因は魔獣の強さじゃねぇ。“一匹くらいなら”と思う油断だ。」




