↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゾンビにされた  作者: 斉藤一


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

188/234

185話目

 その後、ヴァリアントに何度か遭い、退治しながらも徳島に戻ってくることができました。


「ただいまー」

「戻りました」

「ああ、おかえり」


 私達が到着すると、ちょうどアオイさんが入り口付近に居ました。


「機械の部品とかいろいろ回収できたよ」

「ほぅ、それは上々。で、女性の方はともかく、そっちの2人は? 新しい仲間・・・という扱いには見えんが」


 2人はエリの蔓に捕らえられている様にしか見えませんからね。


「こっちの女性は私の友達です! 救難信号を出していたのは彼女でした!」

「喜多村英梨です。カエデと同じ学校に通っていました。よろしくお願いします」


 おぉ。エリが丁寧にあいさつを・・・。年相応の対応ってやつですかね。


「で、こっちの2人は彼女を実験材料にしてた奴らよ。何か情報を持ってないかと思って連れてきたのよ。私じゃ、どんな情報が欲しいか分かんないし」

「ほぅ。じゃあ、そっちは私が貰おう」

「俺を物扱いするな! おい、聞いてるのか!」


 アオイさんはあっさりと2人をずるずると引きずっていきました。研究者の方は抵抗していますが、元自衛官の方は素直についていってますね。


「はー、疲れた。少しゆっくりしたいわね」

「私、ユカリさんとハルカさんの所へ行ってきます!」


 リナさんは、あくびをすると休憩室の方へと歩いていきました。私は久しぶりにユカリさん達に会いたくなったので、走って向かいます。


「で、太宰府天満宮でマミコさんという巫女さんに会いました!」

「・・・よかったわね」


 ユカリさんに何があったのか話します。ユカリさんの反応はいつも通り鈍いですが、これでもユカリさんが喜んでいるというのは分かります。私の事を死んだ娘さんと重ねているので、話しているだけでうれしいそうです。


「あっ、ハルカさんの訓練の成果もありましたよ! 4本腕の熊とも戦いました!」

「いろいろあったようだな。まだ元気があるなら、私と模擬戦でもするか?」

「はい! お願いします!」


 ユカリさんとも話終わったので、せっかくなのでハルカさんの誘いを受けたいと思います。ハルカさんはずっとここでユカリさんの護衛として活動してて外にでたりしてなさそうなので、少し激しく運動したいんだと思います。


「じゃあ、少し本気でやりますね」

「いいよ。かかってきなさい」


 ハルカさんは右手にトンファー、左手に拳銃という独特のスタイルで戦います。今回の拳銃は、拳銃型の木なので撃つことはありませんが。模擬戦で牽制とか要りませんしね。


「はっ!」

「相変わらず初手は素直なストレートか」


 ハルカさんは、私のしてくる攻撃が分かっていても、トンファーで受けました。


「――確かに、少し本気を出してるようだな」

「え?」


 私は、最初の一手なのでほとんど力を入れていないはずですが。


「じゃあ、今度はこちらの番だ」


 ハルカさんはトンファーで殴りつける・・・と見せかけての蹴りですね。上に視線を向けてからのローキックは、初見だと回避が難しいですが、何度も戦っている私はそちらにもきちんと注意を向けています。


(それにしても、いつもより攻撃が遅いですね。久しぶりだから慣らしているのか、手加減しているんですかね?)


 私はローキックを左足で受けます。トンファーはフェイントなので振り下ろされないでしょうし。ハルカさんは、私にローキックを受けられる事も計算して、左の銃を私に向けます。今回は発射されませんが、発射されるものとみなして私はそれも避けます。


「これも普通に躱すか。じゃあ、スピードを上げるぞ」


 ハルカさんは、さらに攻撃のスピードを上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。