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ゾンビにされた  作者: 斉藤一


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126話目

 朝になった。せっかく布団をひいてくれたので、しばらくは布団を楽しんでいたんだけど、寝るわけじゃないからしばらくして窓の方で椅子に座って待機していた。当然、敵が現れるということもなく、平和だった。

 ちなみに、ハルカさんは温泉に入ったあとはいつもの服装だった。浴衣は動きづらいし武器を入れるポケットがないから不安なのだそうだ。リナさんは浴衣を着ている。リナさんにとっては、むしろ浴衣の方がすぐに脱げるから便利かもしれない。

 しばらくすると、扉をコンコンを叩く音がしたあと、リエさんが入ってきた。


「みんな起きているようね。朝食の用意をするけど、いいかしら?」

「はい、お願いします」


 ハルカさんが代表して答える。日が照ったからか、ユカリさんも目を覚ましている。リナさんはまだ眠そうだけど、朝食があるので起きるそう。


 朝食は焼き魚だった。魚はアジかな? 


「ふむ。日本人らしい朝食だな。魚なんて本当に久しぶりに食べるな」

「アオイさんは魚を食べないんですか?」

「そうだな。というか、栄養さえ取れれば別に何でもいいと思っていたから、サプリとかばかりだった」

「それはもったいないですよ。おいしいご飯を食べることは幸せな事なんですから」

「そうだな。では、いただこうか」


 ユカリさんの分の朝食はリナさんが食べた。食いだめとか言ってたけど、またお腹が痛くなっても知らないからね。

 ご飯を食べた後、もう一度温泉に入りに行った。入りに来たのは私とアオイさんとリナさんの3人だけで、ハルカさんはユカリさんの護衛に残るそう。ユカリさんも熱い温泉は苦手なのか、入りに来ていない。

 それにしても、朝風呂なんて初めてだ、こんな贅沢をしていいのだろうか。

 最後の温泉も堪能し、部屋に戻って出発の準備をする。といっても、ほとんど荷物は無いけれど。

 

 そして、玄関先にリエさんが見送りに来てくれている。


「リエさん、本当にお世話になりました! ありがとうございました」

「楽しんでもらえたならよかったわ。久しぶりに親戚の2人にも会えたし、もしまた時間があれば、また訪れてね」


 ここは本当にいいところだった。温泉に入れたし、見た目の綺麗なご飯も食べられた。もしアヤヒさんが見つかれば、アヤヒさんとも一緒に温泉に入りに来たいと思う。


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