↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その聖女、ゴリラにつき  作者: 時任雪緒
第4章 学園生時代

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/139

4-3 自己紹介

サロンはちょっとした会議室くらいの広さがあって、円卓と椅子が並んでいた。この調度品もいちいち高級品だ。このサロンを使う貴族の格を考えたら、安物は置けないよね。


ニコール様の音頭で自己紹介をした。次に自己紹介してくれたのは、ニコール様の幼なじみ3人組で、中央貴族のご令嬢だ。


「父は皇族直轄領の代官を務めております、マルーン伯爵令嬢のアガサですわ」

「帝立図書館司書長のオーキッド子爵令嬢、デボラです」

「メイズ侯爵が長女、ヒラリーよ」


茶髪のアガサ様、薄紫色の髪のデボラ様、金髪のヒラリー様。よし覚えたぞ。


「ジョンブリア辺境伯家長女、キンバリーです」

「殿下の従姉妹のミカエラ!」


黄色の髪のキンバリー様はジョンブリア家か。北部貴族がニコール様と仲良くしてるのは、正直驚き。どういう経緯で仲良くなったんだろ。

ミカエラ様は、殿下の従姉妹ってことは、西部のスカーレット侯爵令嬢ね。よし覚えた。


次はジョナサン殿下のご学友。

イザイア様はいいとして、侍従のバーソロミュー様はスレート伯爵令息。でも前に鑑定したから知ってるけど、この人第5騎士団長子息で、職業に諜報員って出てくる。第5がそんな仕事してるなんて知らなかった……。開拓とか街道整備とかやる何でも屋集団だと思ってた。これはきっとお口にチャックのやつだ。


「俺はグレゴリー・コルク。親父は第1の副団長やってる。よろしく」


薄茶色の髪のコルク男爵令息ね。


「確かコルク男爵は元平民で、武功を立てて男爵に叙爵されたのですよね」

「よく知ってんなぁ」

「成り上がりは騎士の憧れですもの」


サクセスストーリーっていいよね。領地にいた時にコルク男爵の話は聞いたことがあって、みんな羨ましがってたの覚えてる。


「オレはミカエル。ミカエラと双子」


なるほど、確かにミカエラ様にそっくり。子どもの頃とか入れ替わったら分からなかっただろうな。


主な取り巻きがこのメンバーだ。多いとも思うけど、皇族の取り巻きとしては少ないと思うし、やっぱり仲良しグループな気がする。

ふと、ジョナサン殿下が口を開いた。


「よし、挨拶は終わったな。では、シヴィル嬢とイザイアに命令だ。人前で喧嘩をするな」

「……気をつけます」

「はーい」


改めて釘を刺された。私とイザイア様の関係は、既にこのメンバーに共有されているらしく、みんな苦笑いだ。


「確かに元恋人と一緒って、気まずいよなぁ」

「シヴィルさんはもう吹っ切れたのー?」

「またこの双子は……」

「えー?だって気にならない?」

「気になるよねー」


双子が割とズカズカくる。でも変に探りを入れられるよりは良い。


「気になりますよね。家族の支えもありまして、もう吹っ切れていますよ。出来ればイザイア様……失礼。グレイ伯爵とは、子どもの頃のように友達に戻れたら、と思っております」


そう言ってイザイア様にニッコリ笑ってみた。イザイア様は目を逸らした。ほーら、都合悪くなるとすぐ目を逸らすー。


「シヴィルさん大人だな!」

「大人だね!」

「イザイアも見習え」


私がいい事を言ったので、イザイア様が標的になり始めた。入学式の分はこれでチャラにしてやろう。ふーんだ、ざまーみろ。

それから私達は色々な話をしながらお茶をして、楽しく過ごせたのだった。

学園生活は、中々楽しくなりそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。