登場人物紹介三
祝六十話記念(笑)
――楚陣営――
韓信
主人公。淮陰出身。
現在は項羽の郎中役(警備員)
後の『漢の三傑』の一人。
『背水の陣』『国士無双』は韓信のエピソード。
その生涯で戦績は無敗を誇り、劉邦の天下統一を大きく助ける。
が、今はまだ下積み中。
楚の王族探索で功を立てたが余り出世しなかった。
項羽率いる楚軍が転戦を繰り返すが武功らしきものは上げてはいない。
が進んで伝令や工作兵の様な働きはしている。
今は戦での経験を積もうと前向きに捉えているところ
基本的には飄々とした雰囲気、パッと見能天気。
良く言えば楽観的。
ふとした事から楊桃花という少女を拾う(?)が現在離れている。
韓信が活躍するのはどれくらい先なのか?
無双って一体?(笑)
鐘離昧
韓信と同郷出身で淮陰にいた時の唯一の親友。
韓信の才覚を認めている。
鐘離昧自身は武芸の腕に自身あり。
腕一本でのし上がろうと考えてる。
パワーより技巧派。
楚の王族探索から徐々に目立っていく。
韓信よりも戦場での活躍を認められ、既に五千名の部隊長、馬にも乗れるぞ!
待遇が良くない友の身を案じている。
楊桃花
韓信に拾われた十二歳の少女。
口が利けないハンデを持つ。
現在は会稽にて酒家の仕事をしながら韓信の帰りを待つ。
最近は出番がない(泣)
項羽
ここのところ項羽が主役ではないか?と言っても過言ではない(泣)
後の『西楚の覇王』
項梁に付き従い反乱軍を起こし、秦打倒を目指す。
身長は2メートル近く、力は豪壮、勇は絶大、かなりの乱暴者。
一度戦場に出れば、項羽一人で万の兵を打ち破ると言われる、万夫不当。
後に秦を倒し、劉邦と天下を争う。
叔父、項梁が戦死しその後を継ぐ(強引に)。
趙包囲戦で秦を破り名実共に天下を伺える存在になっていく。
愛馬は錘、妻は虞美人。
項梁(故人)
楚国の名門、項家の先代だった。
武信君を名乗る。
父は悲劇の名将項燕。弟に項伯、甥に項羽がいる。
項羽と共に会稽を地盤に挙兵する。
元々の名声が高かったため、あっという間に陳勝亡き後の反乱軍の中心的派閥になっていく。
陳勝呉広の乱失敗の反省から旧楚の王孫、羊飼いとして暮らしていた少年を捜し出し楚王へ就ける。
章邯との戦いで討ち取られ戦死。
范増
居巣に住んでいたとされる謎の老人。
七十を過ぎて世に出た事はなく、秦への反乱が起きた時に項梁を訪ねる。
以降、その才知は項羽を助け、劉邦を苦しめる事になる。
項羽からは亜父(あふ、あほ)と呼ばれていた。
韓信に一目置くが……。
※亜は次の、それに満たないと云う意味です。
亜父は父の次、父程ではないが、となります。
懐王熊心
旧楚の最後の王だった、懐王の孫。祖父と同じ名前を諡られる。
楚が滅ぼされた時に、王太子妃が赤ん坊の連れ難を逃れる。
その後居巣に落ち着き、母子共々貧しい生活をしている中、項梁の命を受けた韓信、鐘離眛により見つけ出される。
項梁の後見で王位に就く。
王母
楚国太子の奥方の一人だった。楚が滅ぼされた時に幼い心を連れて脱出した。
その後は落ちぶれて苦労をしたが、韓信、鐘離昧に発見された事により楚王の母となり、生活に負われる事はなくなったが戦乱に巻き込まれた息子の身を案じている。
黥布
項羽の配下。
顔に黥(入れ墨)が入っていたためにこう呼ばれた。本名は英布。
猛将。
用兵、指揮にも才あり。
陳嬰
現在の楚の上柱国(宰相)。
懐王を補佐する。
自身の分をよく分かっており、わきまえている。
実務能力も高い。
季布
項羽の配下の武将。
宋義(故人)
項梁の配下、項梁の死後は大将軍となる。
趙を助けんと進軍していたが、裏で斉と通じ息子を斉の丞相へ就ける画策をしていたところ項羽に露呈し殺される。
劉邦
後の漢の高祖。嫁さんは呂稚。子供は二人。
四百年続く漢帝国を開くことになる。
陳勝呉広の乱をきっかけに武力蜂起し、この時点では沛公(沛の長、県令)
女好き、酒好きで下品だが根が素直で人の言う事はよく聞いた。
持って生まれた運と、人を惹きつける不思議な魅力で、本人の才覚はほとんど無いが、英傑が何故か集まってくる。
農民から皇帝までなった稀有な人物。儒者は大嫌い。
呂稚
劉邦の妻。
出自は豪商の娘。
人相を観る事が出来た父親が劉邦の貴相にほれ込み、嫁に出した。
ちなみに中国史上の悪女、その筆頭に挙げられる。
この時点では劉邦の家族を立て良き妻、良き母であったと言う。
沛にて留守を守る。
蕭何
劉邦の腹心。後の『漢の三傑』の一人。同輩で県の役人。
沛へ劉邦を導き入れ、沛公へと就ける。
基本は沛にて、劉邦の代官として実際の統治と劉邦軍への後方支援を行なう。
劉邦が蜂起して以来、劉邦軍が飢えや物資不足に悩む事無く、戦闘に専念できたのは全て蕭何の手腕によるものだった。
曹参
劉邦の腹心。
蕭何の同僚。獄吏だったらしい。
実務もこなせる官僚でありながら劉邦に従い武功を挙げていく。
樊噲
劉邦の腹心。力が自慢。元は屠殺業をしていた。
ちなみ妻は呂稚の妹。
蘆綰
劉邦の幼馴染。
同じ日に生まれた、弟分。
夏侯嬰
御者。
劉邦は生涯、夏候嬰が運転する車にしか乗らなかったという。
また夏侯嬰もどんなに出世しても劉邦の為の御者であり続けた。
周勃
周勃は劉邦やその仲間達と同じく沛の出身であった。
劉邦が挙兵するのに参加し、以後行動を共にする。
張良
『漢の三傑』の一人。劉邦の軍師。
生まれは韓の王族。
秦の始皇帝によって韓を滅ぼされ、一族を殺された恨みを晴らすべく始皇帝暗殺を謀るが失敗し、逃亡。
逃れた下桧にて潜伏中、黄石公から太公望の兵法を授かる。
その後劉邦と運命的に出会い、そのまま劉邦の師となる。
現在は一時、劉邦の元を離れ旧韓を復興すべく働く。
黄石公
仙人。張良に兵法を授ける。
彭越
大盗賊として有名であった。
独立愚連隊としてやっていたが劉邦に誘われ楚陣営へと組みする。
遊軍、現代で言う所のゲリラ戦に異様な才能を発揮した。
―― 秦王朝――
始皇帝嬴政(故人)
史上初めて中国全土を統一した。
皇帝をいう位も彼が作った。
性格は残忍で人を信じず、極端な法律で秦の政治を行った。
不老不死を求めて毒物中毒にかかっていたと思われる。
画期的な事も沢山しているが、それ以上の圧政を敷いた為、後世の評価も良くない。
万里の長城や兵馬俑などは始皇帝の事業。
李斯(故人)
秦の元勲、丞相。
律法の専門家。
始皇帝がやりたかったことを具体的に実践できたのはこの人のおかげ。
始皇帝が死んだ時に奸臣趙高の誘いに乗り、遺言を書き換え、胡亥を二世皇帝に就けてしまう。
その後趙高の計略に掛かり処刑されてしまう。
晩節を汚してしまい残念。
趙高
宦官。始皇帝の寵愛を受け、その死後暗躍する。
遺言を偽り、趙高が権力を握るため制御しやすい胡亥を二世皇帝にする。
胡亥を後宮に押し込めて政治から遠ざけ、己の欲望を満たす為に能力のある人材を次々と左遷、粛清していく。
この事により秦を守ろうとする人物がいなくなり国の滅亡の原因となる。
「馬鹿」などの故事がある。
胡亥
始皇帝の末子、二世皇帝。
本来ならば兄である扶蘇が後を継ぐはずであったが、趙高の企みに乗り兄に無実の罪を着せ殺し二世として即位。
即位後は趙高の勧めるままに後宮で遊びほうけて、国の危機を顧みる事はなかった。
滅亡寸前に趙高に操られていた事に気づくが時既に遅し。
愚かな皇帝の代名詞的存在。
扶蘇(故人)
始皇帝の長子|(長男)であり且つ非常に優秀であったと言う。
始皇帝の中では二世皇帝は扶蘇に託す予定であったが趙高、李斯、胡亥により罪を着せられ自害する。
章邯
秦の総大将。
元々は文官だった。
戦のいの字も知らなかったが、趙高の恐怖政治により、才能ある人物が次々に失脚、粛清されていく中、反乱軍へ対抗する策を章邯が提案したところ、そのまま総大将へと無理やり押付けられてしまう。
が、予想に反して次々反乱軍を破り、あっという間に才能を開花させてしまう。
反乱軍の中心的存在である陳勝、項梁を破り連戦戦勝するも、項羽により阻まれる。
司馬欣、董嬰
共に章邯の副将。
李由(故人)
章邯の副将で、丞相李斯の息子。
項羽に斬られる。
王離
秦の伝説的名将王翦将軍の孫であった。
章邯の副将。
―― 諸侯、その他勢力――
張耳、陳余
魏の人。
張耳と陳余は名士として秦が統一をする以前から有名人だった。
二人はお互いを認め、『刎頚の交わり』を結んだ。
その名声と影響力を恐れた始皇帝から多額の懸賞金を懸けられるも逃げ切る。
その後、陳勝の幕下に入り折を見て趙国を建て独立を果たす。
項梁を討伐した章邯が次に狙ったのは復興したばかりの趙でここで二人の運命は異なる事になる。
時期が定かではないが、一時期張耳の食客の中に劉邦がいた事がある。
蒯通
戦国時代に各地を舌先三寸で渡り歩く説客であったが秦が天下統一を果たしたため范陽の地で百姓をして暮らしていた。
陳勝呉広の乱で群雄割拠の様相を呈してきた時、趙国再興を画策していた張耳、陳余に献策をしその才に驚いた張耳から幕下にと誘われるも断り、その後行方をくらます。
人物紹介は順番など悩みますね。
漏れなどがあるかもしれません。




