41《成長》
『あいつは俺が殺す』
そう死んだアカホシにメッセージを送り、決意を固める。
まずはここを出る。
「行くぞ……」
そう言ってこのダンジョンのボス────《ヒューマン・ザ・シャドウ》のいるボスの部屋の扉を開ける。
中はたいまつが二本立っているだけで薄暗く、この部屋の広さが掴めない。おそらくかなり広いだろう。
「よく来たな、エイト」
5mほど歩くと後ろから声がかかった。
その声は……そう……聞き慣れたこの声は……俺の声だ。
即座に後ろに振り向き刀を振るう。
それをそいつは受け流し、刀を振るってくる。
俺は同じように刀で受け流し距離をとる。それと同時に奴も俺から距離をとる。
「「俺は二人もいらねぇ……。一人で十分だ」」
俺たちは同時にそう言うと刀と刀を交わらせた。
ガキィンという金属音が鳴り響き、刀が何度もぶつかり合う。
こいつは俺だ。俺の戦い方では勝てない……ならどうするか……簡単だ。俺が勝てない奴の戦い方をするだけだ。
他の二人も戦闘をはじめたようだ。
この《ヒューマン・ザ・シャドウ》はコピーした人間以外の攻撃を無効化するので自分は自分と一対一で戦わなくてはならない。
もし仮に俺が先に倒したとしても他の二人を手助けする事はできないし、他の二人が俺を手助けする事もできない。
だが俺たちもこの二週間でかなり強くなった。パラメータだけではなく、精神的にも。
そして最も大きな成果はこれだろう……
それは今まで通りの戦い方では使えない能力だった……
だがここで俺はバトルスタイルを変える。
剣道にアレンジを加えたスタイルから────
完全な俺のスタイルへと────
────固有スキル【────】
投稿遅くなりました!
ごめんなさい!




