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《World Quest Online》  作者: 夜無月
《二章》Shadow Forest
43/52

35 《影の森》

────《シャドー・フォレスト》



「……ん……んん?」

まだぼやけている目でまわりを見渡す。

なんなんだこの森は……今まで攻略してきたエリアとは明らかに雰囲気が違う……

見渡す限りに枯れ果てた植物が目に飛び込んでくる。

「エイト……」

声がした方に目をやると明里が気を失っていて、エリカがこちらを真剣な顔で見ていた。

「和也って人は……一体……?」

「エリカ、話しはあとにしよう。囲まれてるみたいだ……」

前方に二匹、後方に二匹……合計四匹か……

七十三階層レベルのモンスターなら問題ないんだが、ここは和也の言っていた事が本当なら隠し階層だ。

ここのモンスターの強さが分からない以上、一撃死だって無いとはいえない……

ここは逃げるのが先決だろう……


「エリカ!逃げるぞ!走れ!」

エリカに呼びかけ、明里を抱きかかえて走る。


後ろからモンスターが追いかけて来ている。

薄暗くてどんなモンスターかは、はっきりと分からないが、気配がどんどん近くなって来ている。

俺達以上のスピードで走っていると言う事か……


───【飛斬】────


俺が後方にスキルを放つ、だがモンスターはその攻撃をかわしてさらに速度を上げて突っ込んでくる。


「くっ……!?」

「ガゥッ!!」

飛び込んで来た白い生き物を間一髪で避けて、モンスターのデータをスキルを使い解析する。


《ロイヤード・ウルフ》 Lv97


銀色の狼……見たことないモンスターだな……まぁ当たり前か……

現在の俺のレベルは121、一体なら問題ない……だが相手は四体……まぁ幸い、明里とエリカがいるし、全然大丈夫だろう……

エリカはレベル119、明里は106で二人ともかなりのやり手だ。

まぁ一人寝てるけど……

「明里〜起きろ〜朝だぞ〜」

「ふぁぁ、おはよう兄さん。……って!?えっ!?なになにっ!?なにこの状況!?」

「見れば分かるだろー?モンスターに囲まれてんだよ」

「ちょっとエイト!!話している時間はなさそうよ」


「ガルルゥゥ!」

銀色の狼が飛びかかってくる。

俺は高速で刀を抜いて抜刀斬りをお見舞いする。

狼のHPが僅かに減少し、体制を崩す。

そこにすかさずスキルを叩き込む。

「【加速連撃(ライジング・ブースト)】っ!!」

このスキルは合計八連撃を繰り出しながら、攻撃速度を上昇させるスキルだ。

この前、攻略の時に習得した武器スキルだ。


俺の攻撃が終わると狼は光の粒となって消えた。

他の二人もちょうど倒し終わっていた。


俺が確認していると、死角から狼が飛び出して来た。

反応が遅れた……避けきれないっ……!

「……ぐっ!?」


攻撃をもろにくらった衝撃で吹き飛ぶ。

同時にHPバーが十分の一程減少する。

攻撃力はかなり高いみたいだな……まぁHPも防御力も低いみたいだが……

俺を吹き飛ばした狼は、エリカに腹部を突き刺され、明里に首を斬り落とされ、光の粒となった。

美少女二人組が狼を突き刺して首を落とすというのはかなりシュールだ。


「……よし……エリカ、明里。とりあえずどこか安全そうな場所さがそう」

「そうね、ここで寝るなんて危険すぎるもんね……」

エリカが答える。


しばらく歩いていると、ふと思った……

ここは、モンスターは桁違いに強くて種類も全く違うが、一階層、《ファースト・フォレスト》に似ている……


「ねぇエイト……和也(かずや)って人は一体……」


和也(かずや)は……俺の親友であり、水無月(みなづき)一斗(かずと)の息子だ。」

プロローグのゲームマスターのセリフを変更しました。

設定など大きく変わっています。

ご注意ください。

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