28 《閃光と黒い閃光》
短いです
ギリギリセーフで会場に着いた俺は観客とエリカの待っている80m四方のバトルフィールドへの階段を息を整えながら登っていく。
すぐに戦闘が開始されるだろう…
その前に言っておかなくては…
「エ、エリカ。」
「ん?どーしたの?エイト?」
「この戦いに勝ったら俺の言う事を一つ聞いてくれないか?」
エリカは俺の言葉を聞くと、少し考える素振りをして答える。
「べつにいいよ。でもその代わり私が勝ったら私の言う事一つ聞いてね。」
「分かった。」
俺たちの会話がちょうど終わったとき、時計が12時を示し、システムの声が響く。
───『まもなく戦闘を開始します。準備はよろしいでしょうか…?』
目の前に表示された画面をタッチして、準備完了をシステムに知らせる。
エリカもその作業を終えると再びシステムの声が響く。
───『それでは開始します……BATTLE START!!』
開始と同時に俺はエリカと距離をとる。
スピードは俺の方が上だが、エリカの攻撃速度は驚異的だ…
近距離で打たれれば避ける事は難しいだろう…
そう考えた俺は距離をとって遠距離から攻める。
「【飛斬】っ!!!」
俺の刀から衝撃波が放たれる。
だがエリカはそれを軽く躱して距離を詰めてくる。
「【一閃】っ!!!」
エリカの剣が輝き、高速突きが放たれる。
「…っ!!?」
俺は素早さ特化のパラメータをフルに使ってその一撃を避けようとするが、少しカスってHPが微量に減少する。
……今まで見てきたプレイヤーと比べると攻撃速度が格段に速い…勝てるのか…俺。
妖刀の武器スキルの一つを【魔霊斬】から【飛斬】に変更しました。6/15




