20 《エイトの誕生日⑵》
今回の話、くそですけど許してください
「さて、買い物も終わったし、帰るか…」
「え!?いや、その、まだ…えっと…多分まだ帰っちゃだめ…」
「え?どうゆうこと?」
「あ!そうだ!まだ行ってないとこが…」
「んじゃいくか」
「あ、やっぱりもういい…」
「え?」
「早く帰ろ!」
「は?」
なんなんだ…さっきから言動がおかしいぞ…
エリカが俺の手を引っ張って走って行ったので、すぐに家(元ギルドハウス)についた。
「さっ、入ろ!」
エリカが家のドアを開ける
「「「「「エイトー!誕生日おめでとう!!」」」」」
みんなが拍手をして俺を迎えてくれた。
「あ、ありがとう。」
こんなに大勢の人に祝ってもらったのはいつぶりだろうか…
エリカが変だったのはこのせいか…よかった…本当に頭おかしくなったのかと思った…
「さあ、座って座って…」
「あ、ああ…」
「ケーキの入場です!」
そこに現れたのは、3mほどの巨大な白い塊…じゃなくて、ケーキだった…
「このケーキは、私たち元《閃光の光》メンバー全員で腕によりをかけて作ったんですよー?さあ、食べてくださいっ!」
…これを一人で食わなきゃいけないのか……
エリカもなんかこっちみてニヤニヤしてるし…はぁ…
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「もう食い過ぎて死にそぅだ…」
「あっ、誕生日プレゼントもありますよ、エイトさんっ」
ソフィアの言葉を聞いて、ミーシャが一本の太刀を持ってきた。
「はい、どうぞ。私達が頑張って素材を集めて作った、最強の一太刀ですよ?」
なんだこれ、アイテムBOXに入れたが『???』と表示されて名前が表示されない…
レア度は10、性能もちゃんと表示されている…
《WQO》には、レベルの高い武器は、レベルが足りていなかった場合名前が表示されず、装備できない。という設定がある。
今まで見たことは無かったが、この太刀は本当にすごい刀のようだ…
装備可能レベルは150か…今の俺のレベルは114…って150!?たしか現段階での俺が知っている最高レベルのプレイヤーはアカホシでLV132だったはずだ…
誰も装備できないってどんだけすごい刀なんだよ…
「…こ、これは」
「ねっ!すごいでしょ?えっへん!」
ミーシャが胸を貼って言う
ふっ…胸を貼っても出っ張る部分が無いとは…
「あ!なんか失礼な事考えてますねっ!?」
「えっ、いや、考えてないよっ!?」
誕生日パーティなんていつぶりだろうか…
俺はこんなデスゲームの中だけど素直に嬉しかった…




