12 《疾風迅雷の暗殺者》
超展開?
途中から視点が切り替わりますご注意ください。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」
俺のHPが削られていく…俺のSPはもう空っぽだ。
火の玉をどうにか消滅させ、SPの無い俺は、何もする事ができずに地面に落ちていった…
くそ…もう…ダメか……このまま地面に落ちればその衝撃で俺のHPは0になるだろう…
「あとは頼んだぜ…みんな……」
俺はそう言って目を閉じた……
ーーーーーーーーーーーーーーーーー???
「お疲れ、エイト。遅くなってすまなかったな。あとは俺に任せとけ。」
「ラ…ライト…!?お前…なんで……」
「お前は休んでろって!話は俺がこいつを倒した後だ……ソフィアさん!エイトの回復をお願いします!」
───【瞬神】───
俺はそう言って瞬間移動でマジシャンの背後にまわり、腰から短剣を抜く。
こいつのHPは多くは無いはずだ。
「【疾風迅雷斬】っ!」
俺の短剣に雷属性が付属され、雷を纏う。
狙うのは首……《クリティカルヒット》だ……
「はぁぁ!」
マジシャンの首は俺の短剣で吹き飛び、HPが空っぽになった。
「あ、あいつは…《疾風迅雷の暗殺者》ライト…!」
「本当だ!なんで俺達攻略組の味方を??」
そんな声が聞こえる。
だがそんな事は後回しだ…
「お前らぁぁぁぁぁ!雨天から離れろぉぉぉぉぉぉぉ!」
だがその言葉が届くのは遅すぎた…
────「っ!!!!」
「ぐ、ぐはぁ……貴…様…」
ガルダンの胸から血だらけの刀が生えていた……
そしてガルダンのHPバーがどんどん減っていく……
「くっそがぁぁぁぁぁ!!!【瞬神】!」
俺は一瞬で移動し、ガルダンを後ろから突き刺した人物────雨天に斬りかかる。
『ガキィンッ!』
雨天の片手剣と俺の短剣がぶつかり合い、火花を散らす。
「誰かと思えば裏切り者のライト君じゃないか…?」
「そちらこそっ……誰かと思えば、PKギルド《八咫烏》のリーダー雨天さんじゃないですかっ!」
そう言って距離を一度とる…こいつと真正面から戦えば勝ち目はないだろう…
とりあえずほかの人たちだけでも逃がさなければ…
「早く逃げ……‼?」
出口とボスを倒したあとに現れるワープゲートは黒一色の装備で身を包んだ《八咫烏》の精鋭たちに封鎖されていた……くそ!
「おいライト…1人でやろうとすんなよ…俺達もいるぜ……」
「エイト…お前は休んでろよ……」
「もう全快したから大丈夫だ……」
「パラメータ的には回復しても……」
俺はエイトの顔を見てその先を言うのはやめた……
そのかわりに雨天へと言葉をぶつける。
「おい雨天!この階層の攻略に攻略組の全精力を集めたのはこのためか?」
「ああ、そうだ。このゲームをクリアされてはこまるのだよ……そのためならどんなことだってする……」
「ミーシャ!ソフィア!シリウス!エリカ!《八咫烏》の連中を頼んだぞ!」
エイトがメンバーに指示を告げる
「エイトさんっ!任しといてください!」
ミーシャがそう言って精鋭達に向かっていく、他のメンバーもそれに続く……
「雨天!!! よくもガルダンを……許さねぇぞ…!」
エイトは二本の太刀を持つ手に力を込めた。
「行くか…エイト!」
そして俺も短剣に力を込める
「今の君たちでは私は止められない……」




