07 《二人のデート⑴》
今日はエリカと一緒に出かける事になっている。
エリカの部屋の扉を『コンコン』と叩いて聞く
「おーい、エリカ〜準備できたか〜?」
そう聞くと、扉の向こうから声がする。
「うーん、ちょっと待ってっ」
俺はそれを聞いて扉にもたれかかるようにして、廊下に座って待つ。
それから10秒ほどたって白いワンピースを着たエリカがでてきた。
急に扉が開いたので、そのままエリカの股の下に倒れこむ事となった……
ふむふむ……今日は……
「ふがっ…!」
俺が下から見ると見える物の色を確かめていると、見事なエリカのキックで壁にシュートが決まった。
もちろんシュートされたのは俺だ……
このゲームには防具の他に普通の洋服のような物がある、最初は種類が少なかったが、最近はプレイヤーメイドの服も増えてきて種類が豊富だ。
俺はいつも通りの動きやすい格好だけど……
「似合ってるよエリカ」
とりあえず、褒めておく……これで機嫌を直してくれるといいんだけど……
「えっ?あ、ありがとう…」
なんだか照れて赤くなっている、単純だなぁ……
ん……?なんか視線を感じると思ったら、ソフィアとミーシャか……。
「行こう、エリカ、ギルドのみんなが見てるし……」
ガン見されていていい気持ちはしないので、俺はエリカの手を取り、走ってギルドハウスから出た。
ーーーーー☆ここからミーシャ視点☆ーーーーーー
「ボソボソ…(あの二人って付き合ってたりするの?ミーシャ)」
「ボソボソ…(わからないですけど、なんだかエリカ様嬉しそうですね。ソフィアさん後をつけてみませんか?)」
「ボソボソ…(いいわね…うふふ)」
「あ、走って出ていきました!追いかけましょう!ソフィアさん!」
「はい☆」
…え…?なんか語尾に☆付いてなかった…?
…いや、気のせいだ……。
「あ、なんか服屋に入った……エイト君の服ちょっとあれだもんね〜」
「ですよねー」
本当にラブラブだなぁ……手繋いでる……エリカ様嬉しそう……
あ、エイトさんが急いで放した、もしかして無意識に繋いでた…?エイトさんもまだまだだなぁ……
「あらあらエイト君ダメねぇ、エリカちゃんの気持ちがわかってないわぁ」
ソフィアさんとたぶん一緒な事を考えてたんだろう。
「あ、服着替えて、出てきましたよ」
サッと裏路地に隠れる
エイトさんの手をずっと見つめてる…気付け〜エイトさん〜。
あ、なんかエイトさんが話しかけた、もしかして…気づいた…?
「なー、エリカー?武器屋いかないか?」
ってそんなことかい!!てか武器屋⁉ないわー、あーあ、エリカ様嫌そうな顔してる…これは嫌って言っていいやつですよ!エリカ様!
「え…うーん…いいよ…」
「あ、やっぱいい!カフェでも行こう!」
お、気づいたか…ってソフィアさん⁉なんでカンペ出してんの⁉
二人のデートはまだまだ続く…




