㊼タケル登場・・36
ミーは踊り続け、香菜梨は歌い、ネズミ軍団は囃子続きました。
都会の森とはいえ、うっそうとした場所、しかも古墳。そこでかわいい子が歌ったり踊ったり、周りはネズミだらけ、それをゆきんこと女子高生が見ている、想像するに奇怪な風景ですが。
えっ?チュー吉はどうしてるかって?ネズミ軍団と一緒にはやし立ててますよ。
ミー「うーんにゃ疲れたなあ、まだタケルちゃんは出て来ないのかニャ?」
その時、皆のいる場所が揺れました。
ユキ「地震?」
ゆき「いえ、タケルが出てきたのです。みんなあと少しよ頑張ってね。」
ゆきは手にしたうぐいすの羽をかざしました。
ゆき「うぐいす姫から預かった羽よ、あなたがたの力を増幅するわ。」
大地が激しく揺れ、けむりがたちそこに武者が現れました。
ユキ「本物の武者だ!幽霊じゃないよね?」
タケルはゆっくり辺りを見渡しました。
タケル「我を呼びいだしたのは、どのものじゃ?おぬしか?見ればいと愛らしきおなごよ。されど、さように足などみだりに出して、はしたなきや。しかし良い眺めでもあることよ。」
ユキ「武将もかわいい子に弱いのね(^_^;)」
ミー「呼んだのはミーだよ、タケルちゃん。」
タケル「ミーとはそなたの名か?それがしタケルは子が無いゆえ、ちゃん(おとうさん)ではないぞ。」
話がややこしくなりそうなので、ゆきが間に入り、説明をしました。ゆきはゆきんこで昔の言葉なども良く知っているのです。
以後はタケル王の言葉は現代の言葉に置き換えます。
タケル「さようか、あやしとはそのようなものなのか。」




