22話チートな俺と白髪少女との買い物①
設定を変更しました。聖、邪属性。複数属性の人数を増やしました。過去の俺よ、1人2人は流石に少な過ぎだ。眷属の設定も変更しました。主人の属性に目覚めるが、名前を『吹雪』と名付ける事により、氷属性に目覚める事があると。
22話 チートな俺と白髪少女との買い物①
ギルドマスターに見事勝利した健太は、午後の約束であるフユカとの買い物の為、宿に戻ってきた。
「あ! 健太さん! ほら、フユカちゃん。健太さん戻ってきたよ」
フユカは健太の方を向くと、先程シェミルと話していた時とは真反対のゴミを見るよな目で、健太を睨みつけた。機嫌はとても悪いらしい。
「待たせたなシェミルにフユカ。さてフユカ、買い物に行こうか」
フユカは小さくため息をついた後立ち上がり、健太の元まで歩いていく。
「いってらっしゃい! 2人とも!」
シェミルは健太が出て行く前に、一睨みして、ちゃんと仲良くするようにと圧をかけた。健太は、苦笑いしながらも、頷づいた。
歩きはじめて数分経った。現在歩いている場所は、ハマジリの街の門近くの広場だ。屋台が多く出ており、とても賑わっている。そんな中、先に口を開けたのは健太だった。
「何か欲しいものはあるか?」
「ない」
即答。しかし、フユカは別に欲しいものがないわけではない。ただ、男からの贈り物が嫌なだけだ。
(シェミルお姉ちゃんは何を考えてるんだろう。こんな男と出かけたって何も楽しくないのに。何も言わず、どっか行くし)
(さてどうしたものか。買い物と言われても、何を買ってあげたらいいかさっぱりわからん。ないって即答されたしな。ぬいぐみとくがやっぱりいいのだろうか?)
今日も今日とで街は賑やかである。ただ、所々で静かになる瞬間がある。それは、フユカに夢中になり、一瞬言葉を失うからだ。フユカは数日前までは病気等色々なものが重なり、可愛くは見えたが、とても不健康そうであった。しかし、今のフユカは健太に完全に病気を治してもらった。且つ、食事も満足に食べれている為、本来の容姿を取り戻したのである。その為、天使と見間違うような可愛さオーラを全方面に撒き散らしているのだ。
(にしてが凄く見られてるな、ゴブリンの長を連れてきた時のような憎悪の視線ではないが、いいものではないな)
ふと、健太は足を止める。『はぐれない為』に隣を歩いていたフユカも続けて止まった。健太の視線の先には、串焼き屋があった。どうやら、匂いに釣られたらしい。
「実は昼食をまだ食べていなくてな。ここの串焼きでも食べないか?」
「どちらでも」
「なら、食べるか」
健太は串焼き屋に近づいて行く。健太が屋台の近くまで寄って行くと、人当たりの良さそうなおじさんが声をかけてきた。
「いらっしゃい! 串焼き一本どうだい? ここらの屋台の中じゃあ、1番柔らかさに自身があるぜぇ!」
「串焼きを2つ頼む」
「あいよ! それじゃ、串焼き1つ銅貨2枚。2つで銅貨4枚な」
「ああ」
健太は、伸ばされたおじさんの手に銅貨4枚を手渡す。おじさんは銅貨を確かに受け取った後、肉を焼きはじめた。数分後、出来上がりの串焼きを健太へ手渡した。
「ほれ、串焼きだ。食べた事はあるか?」
「ない」
「俺もここの串焼きははじめてだ。魔物の肉とかを使っていないか若干恐いが、おそらく使ってないだろ」
「恐いこと言わないで」
なんて言いつつ、健太は1口目をパクリと食べた。串に刺さっている肉は6つ。野菜などは刺さっていない。
「う、うまい…」
食べ応えある肉の質量と、肉汁が健太の口の中を満たす。噛むたびに味がいっぱいに広がり、飲み込む頃には次の肉を自然と欲していた。
とても美味しそうに食べる健太を横目に、フユカも1口パクリと食べた。
「…! うまい」
目を見開き、予想外の美味さについ、うまいと口からでしまったフユカ。男からの食べ物等、そもそも食べたくなかったフユカだが、そこら辺は数日間アカギの飯を食べていた事もあり、若干抵抗が薄れていた。
その後、2人とも黙々と肉を食した。先に食べ終わったのは健太。しかし、直ぐにフユカも食べ終わる。
「フユカ、串をくれ。俺が捨てておく」
無言で串を手渡すフユカ。健太は串を受け取ると、串を謎の空間に投げ捨てた。
「!?」
(コイツ、今何した!?)
突然の健太の行動に驚くフユカ。しかし、あまりに一瞬の出来事に、これ以上の思考は放棄した。
「美味しかったか?」
「…美味しかった」
「それはよかった。さて、腹ごしらえもしたことだし、場所を移動するか」
そう言いうと、健太は街の中心に向かって歩き出した。広場を抜けると、建物が多く並ぶ通路に入った。宿、一軒家、店などがずらりと、遠くまで続いている。
健太はぬいぐるみを探しながら歩いて行く。ふと、服屋に視線が止まる。そう言えば、女の子は服が好きだったなと。
「フユカ、この店に入ろう。服を買ってやる」
(ついでに、自分の服もな)
店の中に入り、辺りを見渡す健太。
「いらっしゃいませ! ごゆっくりしていってくださいね!」
健太とフユカを出迎えたこの店の店員は、心地のよい笑顔を向けながらそう言った。店員の服装は、一見そこらの人と変わらないような服だが、胸の辺りに2つ胸が見えるような穴が空いており、上乳と下乳が少し、見えるようになっていた。二つ同時に見えていいものなのか? 見えたら見えたらでそれは、見応えのあるものだった。所々あるフリルやリボンが、若干地雷系の服装に近いものを感じさせていた。因みに、眼鏡っ子である。
健太は店内を見渡す。健太の目に映ったのは、現在の服屋と然程変わらない店内だった。
(流石に、店の壁や、装飾までは同じとはいかないが、置いてある服の種類はなんだか、既視感がある。街の住民は皆、異世界っぽく、同じような服装をしていたが、ここに置いてあるものは、まさしく千差万別。どういうことだ?)
しかし、その疑問は目の前に置いてあった服の値段を見て解消される。
(銀貨80枚…ここは、ハマジリの街だ。この街に住んでいる殆どの者が、新しく何かをはじめた者達だ。とてもじゃないが、普段着やらで手を出せる金額ではないな。さて、そういう俺もあまり金銭には余裕がない。買えて一着だろう)
「あ、あのぉ。本日は妹さんの服を買いにいらしたのでしょうか? もし、そうでしたら、その…選ぶのを手伝わせてはいただけないでしょうか!」
店員は若干息を荒げながらそう言った。健太は、店員に対し、あ、面白い女だコイツ。とか思いながら、快くその案を受け入れた。よっしゃー! と叫ぶ店員に対して、フユカは少し不安になった。この人に任せてもよいのかと。
お久しぶりです。地味に2年くらい経っててこわくなりました。少しづつですが、いずれ終わらせます




