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チートな俺の異世界生活  作者: 響神奈
12/26

12話チートな俺とゴブリンの群れ

 小さな火の玉が健太とゴブリン二匹を照らす。ゴブリン二匹はそれぞれ持っている短剣を構える。健太は木の剣を鞘から抜くことなく拳を構える。

「グギャァァァァァァ!!!」

 二匹いるうちの一匹が右腕を斜め上に上げ、勢いに任せるように振り下ろした。それを健太はバックステップをして避けた。次に健太はゴブリンに近づき頭を左手で掴み右側の壁にぶつけた。ゴブリンの前頭骨の音が洞窟内に鈍く響いた。


 健太はもう一匹のゴブリンの方向を向いたが、見えたのは足だった少し視線を上げると既に切り掛かってきてるゴブリンが映った。

「ギギガァァァァァ!!!」

 健太は寸前に左に避け、その勢いで回し蹴りをした。蹴り飛ばされたゴブリンは壁にぶつかった。ゴブリンは最後の力を振り絞り持っていた短剣を健太に向かって投げた。健太はその行動をよんでいたのか飛んできた短剣のグリップを掴んだ。とどめに健太はゴブリンの頭をサッカーボールを蹴るように蹴った。


「成る程、これがゴブリンか。この調子なら楽なのだがな」

 そう呟くと健太は洞窟の奥くに進もうとしたが、ある事に気づいた。よく見なくてもわかるこの奥はより広いところ、つまりゴブリンの巣の本拠地的なところだと。

「灯火よ、奥に進め」

 健太の指示どうり灯火は奥に進む。その途中だった。

「「「「「「グァァァァァァァ!!!!」」」」」」

 六匹のゴブリンが灯火に飛びかかってきた。健太は頭に手を当て、ため息をついた。

「まぁ流石に気づいてると思ったが光で釣れるか?普通」

 健太は木の剣を鞘から抜くと、倒れて起き上がれないゴブリン達を一匹ずつ頭をおもいっきりぶっ叩いた。叩き終わると右手で汗を拭き取るような動作をした。

「さて、今度こそ奥に進むか」


 洞窟の広いところに足を踏み入れた健太。

(このままでは奥から来られたら不意打ちにあうな‥‥‥)

「灯火よ、大きくなり上に上がれ」

 火の玉は大きくなりながら上がっていく。天井に届く手前で二つとも止まった。

(これで不意打ちはって、思っていた途端にこれか)

 灯火によって照らされた場所に先程のゴブリンとは違う背の高いゴブリンが立っていた。ゴブリンは元々健太に気づいていたのか、明かりがつき健太が自分の姿を確認したのが分かるとニヤリと不気味な笑みを浮かべた。

 健太は先程抜いて木の剣を縦に構える。ビックゴブリン(仮)

は地を蹴り健太との距離を一気につめる。その速さは急いでいる自転車と同じくらいかそれ以上のものだった。なぜこれほどの事ができるか、それはビックゴブリンの200センチメートルは超える身長とプロ顔負けの筋肉にある。

(さて、ここまでの化け物とは戦ったことないからなって)

 ビックゴブリンは拳の届く範囲になったのか、殴る体制にはいる。

 ビックゴブリンが健太を殴る本当に少し前、健太はビックゴブリンに向かってジャンプした。ビックゴブリンはそのまま先程まで健太が居たところ殴る。健太は殴る時のビックゴブリンの腕を台にもう一段高く跳んだ、その勢いのまま木の剣を持っている方の腕を上に上げ勢いよく振り下ろした。木の剣はビックゴブリンの後頭部に直撃し、ビックゴブリンは少しとばさせた、とばされたビックゴブリンは一度前転をし体勢を整える。健太は後頭部を殴った衝撃で少し勢いがつき真っ直ぐではなく斜めに落ちていき、地につくと少し滑り摩擦と自分の力で滑りを止めた。

 ビックゴブリンは怯む様子もなく再び地を蹴り距離をつめる。健太は先程と同じくギリギリで避けようとしていた。

 ビックゴブリンは少し離れたところからジャンプした。健太は瞬時に飛び蹴りと判断し、地を蹴り前に回避する。ビックゴブリンの飛び蹴りは地に直撃し、その衝撃で少し地面がへっこんだ。辺りには少し石ころが転がっている。

 ビックゴブリンはめげず健太との距離をつめる、ビックゴブリンはまず右足で蹴りをいれる。健太はそれをバックステップでかわす。避けられたため次は左足で回し蹴りを繰り出す。

健太はそれを体をそらしてかわした。健太はそのまま体勢を起き上がらせ、突っ込みゴブリンの右足を木の剣で切りとばした。ちなみに、木の剣のため切れてはいない。ただ、ビックゴブリンは両方の足が宙に浮いたためその場に倒れた。

 その間に健太は先程ビックゴブリンが地面を蹴った場所まで走しっていきそこら辺の少し大きめの石ころを左手で掴んだ。ビックゴブリンは体を起き上がらせて、地を蹴り再び健太に飛び蹴りをかます。健太はそれをバックステップで避ける。ビックゴブリンはそのまま一歩踏み込み右足を蹴り上げる。健太は左に避ける。ビックゴブリンは次右足を振り下ろす。健太は再び横にかわす。健太は避けると同時に左手に持っていた石を投げた。豚男の時を思い出して欲しいが健太の石を投げる速さはプロに負けず劣らずである。そんな石ころはビックゴブリンの顔にクーリンヒットし、ビックゴブリンは後ろに倒れそうになる。それを逃さんとばかりに健太はビックゴブリンに飛びかかり首を木の剣で押さえつけた。

「グ‥‥‥ガ‥‥‥」

 健太が暫く押さえつけるとやがてビックゴブリンは気絶した。

 健太は立ち上がると一息ついた。

「ふー案外いけたな。だが、これが複数体来られたら流石にやばいな」

 健太に休んでいる暇などゴブリンどもが与えてくれるはずもなかった。健太は反射的にそれをかわした。健太は突然の出来事に少し思考が止まったが1秒もたたないうちにいきなり起きた出来事を理解した。そう、それは鉄の剣が拳銃と同じスピードで飛んできたのだそれを健太は体そらしてかわした。反射で避けたため髪の先は僅かに切れていた。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 読ませていただきました! 面白かったです!時に主人公のキャラが面白かったです。最初らへん若干ゲスい一面があるような感じがしますw
2020/04/11 22:23 退会済み
管理
[良い点] 戦闘描写が良く、シーンが想像できました。
2020/03/23 15:58 退会済み
管理
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