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ミールⅣ

もうおわかりかと思うが、俺はケモノっ娘が大好きである!


『アルカナバースト!』でも多くのNPC でケモノっ娘が登場する。

当然、キャラクターカードでも、ステキなイラストで得る事が出来る。


『アルカナバースト!』にどっぷりハマったきっかけも、確か物凄く気に入ったケモノっ娘キャラクターカードが次々に出てきたのが最初だった。


イベント『エルフの女王と獣王の娘』では、同じく上級者でエルフ好きの"O☆PAN-Ⅱさん"と熾烈な上位報酬の争奪戦をした。


いまでも公式ファンサイトで、『エルフバカと獣っ娘バカの戦い』として語り継がれるほどの戦いだった。


…あの時は課金に幾ら使ったか、思い出したくもない。なんとかサラ金に手を出さなかったのが唯一の救いだった。


まあそんなケモノっ娘バカだから、彼女のようなコから助けを求められたら、脊髄反射的に応えてしまったのも許してほしい。



さてここからは、本題に入るとしよう。

ネコミミやネコ語に意識を持っていかれるのを必死にこらえて、俺は彼女の話を聞いた。


彼女はこのミレトの森のずっと北、ガレト山脈の麓の小さな村落に妹と二人で生活していた。

お父さんはモンスターとの戦いで、お母さんは数年前の流行り病で亡くなられていた。


だが村全体がひとつの家族のようなコミュニティだったので、姉妹二人でも何とか幸せに過ごせていた。


しかし二ヶ月前に、この村に災厄が降りかかった。


ドゥームワーム HR Lv 1


言うなれば巨大ミミズだ。

だがサイズがハンパない。胴の直径が10m、長さが1km を越える超巨体モンスターだ。


普段は地中奥深くに生息しているが、時に気まぐれに地表に現れる。

コイツはとにかく何でも食う。自分の進行方向にあるもの、口に入るものを何でも食いつくす。


急に地表に現れ、暫く周囲を食い尽くすとまた地中に潜ってしまうので、予測は不可能に近い。

いわば天災のような存在なのだ。


コイツが突如、彼女の村に現れたのだ。


ハイレアクラスのモンスターとはいえ、一個騎士団程度の戦力があれば撃退は可能だ。

だが彼女の村に、そんな力があるはずもなかった。


村の戦える者達総出で応戦したが、焼け石に水のようなものだ。


"ドゥームワーム"が再び地中に潜っていったとき、残ったのは壊滅的に破壊された村と、数多くの死傷者だ。


特に死傷者の多くが村の働き盛りの者だったのが、村にとって大きな痛手だった。

もはや村の存続が、出来ないレベルまでの損害であったのだ。


ここで村の長は、村の放棄を決定した。

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