5.役割分担
結構長いです!夜書いているので常に眠気と戦ってます...
「個人の部屋を決めましょう」
「あの、部屋はどこにあるのかしら?」
「あぁ!すいません、言っていませんでしたね。二階に七部屋、なので一人一部屋づつあります」
「あら、そうなの。それはいいわね」
「部屋を見てからきめますか?」
「いえ、大丈夫だわ」
「は、はい。だ、大丈夫です」
「じゃあここで決めちゃいましょう
なにか希望等はありますか?」
珪呀が人懐っこい笑顔で問いかける。
「いいえ、私はありません」
「私も大丈夫だよ」
「わしもじゃ」
「あたしも」
そう口々に同意する。
「では機械的にここへ来た順番で決めましょう
えっと、一番はじめに来たのは...」
「わしじゃ
次は鷹宮さんで、小娘の順じゃ」
「では、螺旋階段を後ろにして、右回りに
沢村さん→鷹宮さん→寒江さん→僕→咏人→望月さん→神宮さん→宮内さん
の順でよろしいですか?」
「あっ、寒江さん俺と交代したほうがいいっすか?
女性で固まっていたほうがいいのかなって」
「いいのですか?ではお言葉に甘えさせていただきます」
「では、お部屋に荷物をおいて来ましょうか」
「オッケー」
そういうと、各々が荷物を持って二階へ上がり、自分の部屋へとはいる。
「あら、結構ちゃんとしてるじゃない。安心したわ」
少しかかって、全員が荷物を置き終わったようで、部屋から出てきた。
「えっともう夕方ですね。どうしましょう」
「ご飯にしましょうか。皆さん持って来られてますかな?」
「あたしは、パンならあるよ」
「わしも、2日程度なら」
「私も、結構パンを持ってきました」
「私は缶詰ですな」
「俺はお菓子っすね」
「私はレトルト食品ですわね」
「困ったな、パーティはいつ始まるかわかりますか?」
「パーティー?ここでパーティすんの?」
「え?皆さん、パーティーの招待状が届いてここへ来られたのですよね?」
「ううん。あたしはブックカバーにいい場所があるって、上司に言われて。でも上司遅れて来るらしいからさき行っといてって手紙きて」
「わしは、1週間後ここでパーティが行われると聞いていたがのぉ。じゃが、そのパーティにいるある人物を見張っていてほしいと依頼がきてな。今日は依頼人が屋敷の下見に行ったほうがいいと言ってきて...」
「私も一緒です。」
「私は、親しい友人に、執筆の合間の息抜きにミステリーツアーにでも行ったらどうかと言われ...」
「わ、私は、次の、小説の、舞台にどうですか?って、に言われて、下見に」
「私もね、作家さんに次の小説の舞台の下見に行って来てって」
皆の意見が食い違う。
「「「「「「「怪しい」」」」」」」
「では、招待状を出した人物は同一人物で違う名前を使って私達に招待状を送ったのでしょうなぁ」
「だろーね」
グルグルグル
「!お恥ずかしいです。お腹が減ってしまい...」
「では、私のパンをどうぞ。たくさん持ってきたので」
珪呀が言い終わると同時に寒江がパンを手渡す。
「あ、いいんですか?でも寒江さんに悪いです。僕は、咏人からなにかもらいます」
「いえいえ。そう言わずに一つでいいので持っていってください!(食べてほしいです。)」
そう言いながら寒江はグイグイと珪呀にパンを押し付ける。
「では、いただきます。ありがとうございます。本当に」
「いえいえ。(こちらこそありがとうございますです。)」
「つか、ご飯はここで食べるのー?」
「確かに。好きなところでいいんじゃないっすか。キッチンとかも一応ありますし」
「私は部屋でいただこうかしら」
「俺は珪呀と一緒に食べるっす」
「(では、私も..。)ではなくて、私は一階のロビーで食べます」
「じゃ、あたしもー」
「わ、私はお部屋で...」
「わしは、キッチンにしようかのぉ」
「では、私もご一緒させていただけますかな?」
「もちろんじゃよ」
「それが終われば私達はお風呂ですかね。男性の方々はどうされますか?」
「俺は部屋で珪呀と話すっす。9時くらいになれば寝るつもりっすね」
「わしは八時過ぎには寝ようかの」
「私は少し仕事をします」
「では、また明日ですね」
そう言って各々が散らばりご飯を食べる。
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「珪呀ー。パン半分ちょーだい」
「えー、まぁいいけど。その代わりポテチちょうだいね」
「いいよー」
「にしても、怪しいね。僕達に手紙を送った人物は謎だけど、良くないことではなさそうだね」
「そうそう。全員が騙されてきたもんね」
「何が目的なんだろう。メンバーは今日初めてあった人ばかりだしね」
「確かに。偶然、とは言い難いもんなー」
タタタタタ
雨粒が窓を打つ音だけが響く。
「雨すごいね。来たときは降ってなかったのに」
「明日、どうする?もう帰る?結局パーティーはないみたいじゃん」
「それがいいね。ここにいちゃ何が起こるかわかんないしね」
「あ、もう九時過ぎちゃった。じゃあおやすみ」
「また明日ねー」
ガチャ、バタン
タタタタタタ
「この雨じゃ帰るのも大変そうだなぁ」
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コンコンコンコン
「ん?ふわぁ。眠ぃ。ここどこだっけ?・・・あぁ、なんとか屋敷か」
ガチャ
「お!咏人起きてたのか」
「ん?珪呀じゃん。今起きたとこ」
「ちょっと来てくれ。着替えてもいいけど、なるべくすぐにね」
「うん。わあった。ふわぁ。眠い。もう七時か。
でも珪呀があんなに急いでるの見たことないな。何があったんだろ」
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午前六時
コンコン
「珪呀さーん?」
「ふわぁ。はい」
カチャ
「寒江さん?」
「よかったぁ。起きてたんですね」
「はい、ちょっと前に。それでどうかされたんですか?」
「あ、朝早くにご迷惑だったですよね。えっと端的に話します。
私は五時位におきて、目が覚めるのを待ってたんです。そしたら近くでザザザーって大きな音がしたんです。気になって窓を見てみたら、土砂崩れが起きていて...」
「昨日の雨ですか...。外には出れましたか?」
「それが、土と木で扉が塞がってびくともせず...」
「なるほど...つまり、僕らは閉じ込められたわけですね」
「そうなんです。それにおかしな封筒も部屋にあって...。南風さんの部屋にはありますか?」
「ちょっとまってください。
あっ。ありました。白い封筒で宛先も住所もなんにも書いていませんね」
「そうなんです。それで心配になって、訪ねちゃって...すいません本当に」
「いえいえ。こんなものが有れば誰だって不安になります。それに頼ってくれてありがたいですし」
「本当ですか!ありがとうございます」
「とりあえず急いで扉を確認しましょう。今なら開くかもしれませんし」
「そうですね!二人もいますし」
カンカンカン
「浸水とかはなさそうですね」
「そうですね。一安心です」
「そして、扉ですが...んんっ。確かに硬いですね」
珪呀が精一杯の力で押したが隙間すらできない。
「二人でやりましょう!」
寒江も加わるが、変化は感じられなかった。
「窓はどうだったんですか?」
「窓は埋め込んであって...そう簡単には取れないと思います」
「そうか、完全に閉じ込められましたね」
「はい。大変です」
「とりあえず、警察を呼びましょう。それに、僕達だけだと埒が明かないので、みなさんを起こしましょう
僕は男性をおこすので、寒江さんは女性をお願いします」
「わかりました。封筒は...」
「一旦持っておきましょう。みなさんが集まったときに確認しましょう」
「はい」
(もしもし、警察ですか?はい。今〇〇県の山奥の屋敷にいるんですけれど、扉が土砂崩れで塞がってしまいまして。はい、僕を含めて八人です。はい、はい。そうですか。はい、ありがとうございます)
「行く道も土砂崩れで塞がってしまっているみたいで...4日程度遅れるかもしれないと...」
「そう、ですか。まず皆さんに報告しましょう」
そういって二人は散り散りに扉をノックする。
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午前七時
「えっと。これで全員ですかね」
「そうみたいです。ありがとございます。急に起こしたのに協力してもらって...」
「ふわぁ。珪呀ー?なんで皆集めたの?」
「あぁ、えっと皆さんにまず確認してもらいたいことがあります。皆さんの部屋の中に白い封筒のようなものは入ってましたか?」
そう言われると全員が個人の部屋へと戻る。
「あったわい」
「ありましたわ」
「ありました」
「あたしもー」
「あ、ありました」
「では皆さん、その封筒は個人で持っておいてください。僕達の部屋にもありましたが、よくわからないものなので。
次に皆さん一階へ来てください」
全員、疑ったような目をして一階へ降りる。
「端的に話します。僕達は閉じ込められました。昨晩の雨で土砂崩れが起こり、扉が開かなくなってしまったのです。窓ははめ込んであり、取り外すことは困難です。一応警察には連絡をしましたが、4日程度遅れるそうです」
「は?珪呀冗談はよくないぜ。他の人達もいるんだし...」
「冗談じゃないよ、咏人。証拠、ではないですけど皆さんで扉を押してみませんか」
「まぁ、いいけど。あんまし状況が飲み込めてないんだよねー」
「私もです。色々と起こりすぎですな」
そう言いながらも、全員で扉を力いっぱい押す。
「びくともしないっすね」
「わしのような老人も居るとはいえ、大人八人でも動かないのじゃったら、でれなさそうじゃのぉ」
「まじじゃん。どうするの。4日間待つ?」
「皆さんご飯はありますか?あれば、ここは安全に待つことがいいと思います」
「ご飯は大丈夫だけど...」
「まぁ、そこまで困らないんじゃないですかねぇ。キッチンや個人の部屋もありますし」
「持ち主もこんな緊急事態だったら許してくれるっすよ」
「来れば、の話だけどねー」
そう希夢がいう。
「で、閉じ込められたことはわかりました。では、この封筒は何なのでしょうかな?」
「私達もわからないのです。そこで皆さんが居る場で開けようとおもい...」
「じゃあ、開けようっす」
閉じ込められたのに、異常に飲み込みが早い!とかは気にしなくて大丈夫です。
一応、皆さんミステリ関連の人なので慣れてる(?)ということで...




