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2.捨李屋敷

二回目です。

それなりに長くする予定なので楽しんでいただければと思います。

「「捨李屋敷への招待状?」」

「なんて読むんだ?これ」

「ステリ屋敷、かな」

「ステリ屋敷?聞いたことないな。」

「そうだろうね。ネットで調べても見つからない」

「えーっと

 4月〇〇日、この捨李屋敷でパーティーを開く。そこで、有名な探偵である、君たちにはそのパーティーに来てもらいたい。

なお、詳しいことは当日に伝える。4月〇〇日の午前10:00時までに下記へ来られよ

〇〇県☓☓市△△△ー□□

だとよ  俺達別に探偵じゃねえけどな」

「んー、怪しいね。グー◯ルマップを見たけど完全に山奥だ。」

「山の奥底にある、怪しげな屋敷、か」

「そうだね。これは行かな...」

「よし!行こう」

「なんで。あからさまに怪しいよ」

「パーティーだろ?美味い飯くらい出るだろ」

「はぁ、そんなことだろうと思ったさ。全く...あのクールな探偵さんはどこへ行ったのかなぁ」

「うるせっ。あれは役だ。プロってのはな、役とリアルに差をつけるものなんだよ」

「プロねぇ」

ーーーーーー2週間後ーーーーーー

「おーい支度はできたかい?」

「ちょい待ちー。車乗っといて」

「おっけー」

ガサゴソ ドンドン ガシャガシャ ギュルギュル

二階から激しい物音がする

「ふぅ。おっけ、出発しようか」

そこには自分の身長ぐらいはあるであろう大きさのリュックを背負った咏人がいた

「随分と大荷物だね。何持ってきたの」

「えっと、着替えと台本、あとはお菓子。」

「八割お菓子だろ」

「ばれたか」

そんな雑談をしながら車は山へと吸い込まれた。まだ何も知らずに。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

周りは木々が生い茂り、同じ景色を繰り返し見ているかと錯覚させる。

少し白い帽子を被った草たちが光を求めるように手を伸ばしている。

「ほんとに合ってんの?この道」

「うん、招待状の地図ではね」

「へぇ」

突然視界が開け、ペンションのような建物が姿を表した。

それは、大きく平たい円錐の上に二周り程度小さい円錐が乗っており、更にその上にもう二周り小さい円錐が乗ってる三階建ての建物だった。

「なんか、変な形してるな」

「そうだね。これが捨李屋敷か」

「まぁ、入ってみるか」

白い景色の中ではすこし違和感のある、大きく重々しい黒色の鉄扉を開ける。

ギギギギィ

「失礼しまーす」

内装はシンプルで円の中心あたりに大きめのロビー?があり、そこから螺旋状に上へと階段が続いている。

そのロビーにはすでに三人の人がいた。

「始めまして、私は探偵をしています、寒江 雪(さむえ ゆき)と申します」

二十代前半か。若く、ポニーテールで落ち着いた、知的な雰囲気のある小柄できれいな女性が名乗る。

「はじめまして、わしは同じく探偵をしております、沢村 玄朗(さわむら げんろう)といいます」

続いて60代後半の白髪で人の良さそうな小さな老人が名乗る。

「最後に、私は作家をやっております、鷹宮 乍水(たかみや さすい)といいます。狩連場 炬太郎(かるれば こたろう)のほうがしっくりきますかね」

最後に50代あたりのメガネを掛けたふくよかな男性が名乗った。

「ああ!狩連場さん!『群青の夜の三日月』読みました。面白かったです。」

「なんだ、ケー。群青のなんとかって」

「知らないのかよ、エイ。狩連場さんの代表作で、ミステリーと恋愛、この2つが絶妙に混ざった新しい世界観を産んだ名作だよ。」

「あはは、名作だなんて。言い過ぎです。ところであなた達は?」

「ああ、忘れていました。僕は南風 珪呀ミステリー専門の俳優です。」

「俺が本谷 咏人同じくミステリー専門の俳優です」

「ああ!もしかしてAKコンビですか?」

寒江が目を丸くする。

「私、新田 任四郎シリーズ大好きで、それでお二人を知ったんです!

特にケーさんが好きで、いっつも死体役なんですけど、お芝居してたときがちょっとだけあって、その時のかっこよさがもう異常で...」

まるで、ヒーローを見る男の子のような目で二人を、いや珪呀を見つめる。

「あぁ、ありがとうございます。知っていただいて光栄です。」

珪呀も照れたように頷く

「おいケー、初対面の子とイチャイチャしてんじゃねーよ

えっと、これで全員かな?少なくないっすか」

咏人が嫉妬の目つきで珪呀を見る。

「なっ、イチャイチャなんて。そんな、まだ、お付き合いもしてないですし」

「そうだよ咏人。雪さんに失礼だぞ」

「はいはい」

顔を赤らめる雪と、少し赤い珪呀。それを見つめる咏人。というおかしな構図ができた。

「しつれーい

おっ もう人居んじゃん。早えー」

少し気まずい空気を破壊するような声が響いた。

二十代前半。髪を金に染め、背が高い女が入ってきた。

「よっすー。うわっリア充居んじゃん。まじかー」

「えっと、はじめまして。僕は、南風 珪呀です。ミステリ専門の俳優やってます」

「あたし?あたしは望月 希夢(もちづき のぞむ)。ブックデザイナーやってる。基本ミステリかな。」

「俺は本谷 咏人。珪呀と同じでミステリ俳優やってる」

それぞれが自己紹介を終えると、希夢が話を始めた。

「みんなはさ、どーゆー関係?」

「僕と咏人は友人です。

他の人達は今日初めて会いました」

「あれ?彼女じゃないの?よかったー非リアで」

すると今まで口を噤んできた乍水が話し始めた

「ここに来ているみなさんは、何かとミステリに関係がありますね」

「確かに儂も小さい娘も探偵じゃ。そして若造二人はミステリの俳優じゃろ。大きな娘もミステリじゃ」

「偶然、でしょうか」

「いえ、偶然にしては出来すぎてるような感じがします。私もなぜ呼ばれたかはっきりとはわかりませんし」

話の最中、咏人が珪呀に小さな声で話しかける。

「俺等だけ、直接的な関係薄くね」

「確かに。他の方は直接的だね」

「あぁ、何かありそうだ」

登場人物

寒江さむえ ゆき…珪呀のファン。探偵。20代前半。小柄。

沢村さわむら 玄朗げんろう…探偵。60代。経験豊富。小柄。

鷹宮たかみや 乍水さすい…ミステリ小説家。50代。大柄。メガネ。

狩連場かるれば 炬太郎こたろう…ミステリ小説家。鷹宮の作家名

望月もちづき 希夢のぞむ…ブックデザイナー。主にミステリ。作家との繋がり有り

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

かなり疲れました。

感想、誤字脱字、アドバイス等あれば嬉しいです

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