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-8- 『夢の中のキミ』
『またか』
『だって、ふーまくんたら、全然探してくれないんですもん。拗ねちゃいます』
『そう言われてもな……』
『わかりました。ヒントですよ?』
前回とは違い、ヒントをくれるらしい。
『神社です。正確には、ふーまくんたちの遊び場です』
『あの、趣味の悪い場所か』
『ひどいです。昔はあんなに楽しそうでしたのに』
何故か気に入らなかったらしい。
『――で、神社がどうしたんだ?』
『本当に、忘れちゃったんですね』
『勝手に哀れむな。……そこに行けば、何かがわかるのか?』
『はい。私のすべてが眠っています』
『は?』
『ここから先は、ふーまくんの出番ですから、頑張ってください』
『おい――』
訊ねる間もなく、夢から醒めた。




