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第48話 マレイ町を南に広げる

青い館のテラスから南を見ている。


青い館から南1キロメートルに町並みを作る。中心には、200メートルほど広場を作って、そのからの放射線状に16本の道を、各開拓号地へ敷設する。町の大きさは、第一次として半径200メートルほどを区画整備する。そこを、この辺一帯の中心として町並みを作り、発展させる計画だ。

町の名前は、ホワイト町だ。


青い館は、町の中心から見て、北側の小高い丘の上に町を見下ろすように建っている。


半径5キロメートルの中への移住は、商人、職人など農業以外の人たちは徐々に認めてゆく。町の発展に必要だから。さらに半径10キロメートルの領域は開拓地として確保している。5キロメートルから10キロメートルのドーナツ状を、16個に区切った、1号開拓地から16号開拓地に向けて、ホワイトの町から放射状の道を敷く。まだ、開拓地は草原、ブッシュや森に覆われており、移住できる状態ではない。


アオシやモモコを200人ほど増員して、森人からも作業員を出してもらった。子供達には魔法で主要な土木工事を担ってもらう。もちろん、カレンも僕も働く。


「えーっと。タロウとローザ、ルイスとテリア、ホセとロゼ、フアンとカーラ、カルロスとファティマ、ミゲルとカリーナ、ビクトルはソフィアと組になりなさい。これから、道路の整地をその組でやってもらうから」



「ダンダンで前方の木やブッシュを左右に寄せるよ。そして、トントンで地面を固める。大きな石や大きな木は二人で力を合わせてダンダンダンを。できれば50メートルづつ進めよう。無理しない」


「よーし、いいかな? 5キロメートル先までが、我々の畑地。その先5キロメートルが開拓地域になる。シュッパーツ」


まあ、すごい音と地面の振動がしたそうだ。森人も近隣の人たちも、あっけにとられて眺めている。

幅3メートルで長さ50メートルを約10分ほどかかっている。朝の9時から始めて11時には600メートル進んで、様子見とした。休憩!休憩だよ。


結局5日かかったよ。後は森人やホムンクルスたちに細かく整地してもらおう。ダンダンダンでは大雑把だからね。



中央の広場には、噴水と大きな池。それを囲うように露店用の場所を確保して、その後ろに商店を配置した。入居は、申告制で決めてゆく。早速、森人たちが露店を設けだして、昼飯時には、肉串や焼きトウモロコシなどが並んだ。まあ、すこしづつ、活気が溢れるのを楽しみとしよう。



ここ、忘却の地の人口は7000人ぐらいになった。

親が傍に居なくても問題がないとされる年齢が5歳ぐらい。大人として認識されるのが13歳。で、5歳から12歳までの子供が、およそ300人いる。親の手伝いといえども働くことは大事だ。しかし、読み書きそろばんができないのもこまる。文化が発展しない。それで学校を作った。


今日は、学校建設で多くの人が集まっている。

取りあえず、小学部屋、中学部屋、中2部屋、寄宿舎、食堂、職員室、用務員室をそれぞれ、ひとつづつ。まだ、生徒が少ないので一室で上等。


カリキュラムも作った。先生も決めた。

いろいろ、やらねばならないことが多い。

で、ソフィアに一任した。


ソフィアが計画書を作成して、居間で全員の意見を聞きながら詰めてゆく。

まあ、基本が揃えば、走りながらでも良いよ。

と言う訳で、半年で開校の運びとなった。




5,6,7歳が小学校、8,9,10歳が中学校、11,12歳が中2学校とした。

中2学校は、必ずしも行かなくてもいい。小、中学校は午前中のみで、該当者全員が教育を受けることにした。午後は実技が基本なので、帰宅してもよい。


学校は、ヤマネ村などに近い、ホワイト町の南に建てた。

遠いところからの入学も可能なように寄宿舎も用意した。

もちろん、我が家の子供たちも入学したのだが、先生としての役割だよ。


12歳のローザちゃんに教わるって、どんなんだよ!。



着実に町や周辺の村村が発展しつつある。僕はホワイト町の町長を務めている。

ソフィーズたちを各村に派遣して、農業指導を行っている。そのかいもあって食料事情が良くなった。

衛生面の改善も行い、新生児死亡率が急激に改善された。そして順調に子供が増えている。


夫婦が10年で4人子供を作るとすると、10年で一万人、50年で10万人になるかも?



ここは、青い館の会議室。僕とカレン、子供たち、森人の長、田畑管理のアヤメ、財務担当のゴン。

主要なものたちが集って、報告と今後の運営方針について話し合いの場になっている。


「警備担当のハヤセです。先月、タロイモ村に盗賊が押し入り、15名ほどが殺され、食料を奪取された事件がありました。討伐要請がありましたので、制圧しました。盗賊は20人ほどで即刻捕らえて、タロイモ村に引き渡しました」


「住民管理のミヤタです。現在のホワイト町の住民登録は4657名になります。他所からの移住希望で門に来るものが居ます。一応柵外に留まらせていますが、80人ほどです」


「森人の長のグリンです。作物は順調に育っております。森から集めた腐葉土と家畜の糞などを混ぜて堆肥づくりを始めました」


「田畑管理のアヤメです。若干水路に水が不足気味になっています。新たな水源を調査中です」


「財務担当のゴンです。小麦は1200トン、貯蓄量は3年分ぐらいになります」


「移住希望者については、一号開拓地に入るよう伝えてください」


 青い館の南には、耕作地や住居などがあって、柵で囲われている。ほぼ半径5キロメートルの円形である。

その中への移住は認めない。一応マレイ領内である。さらに半径10キロメートルの領域は開拓地として確保している。5キロメートルから10キロメートルのドーナツ状を、16個に区切って、1号開拓地から16号開拓地の計画である。それ以外のところは、関与しない。


まあ、国が無いので、囲ったところが領土と言える。直径20キロメートルが、我々の管理領土としている。管理領土内に定住を希望する者は、青い館の許可が必要と、周囲の町村や集落に通達している。


まだまだ、国として立ち上げる気は無い。周囲の醸成次第だ。


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