第45話 対外的な拠点は青の館にしよう。
生活空間と仕事場は離れていた方が良い。
青い館は、この赤い尻尾邸から西に10キロメートルのところにある。
そこを仕事場にすることにした。
行商人や近在の人たちとの交流も考えると、生活空間とは離した方が良いと。
「と言う訳で、西にある青い館を仕事の拠点にする。よって、今日から青い館の掃除と修理、必要な設備や家具を整えていく。みんなで協力してやっていこう」
「「「おぉぉ!」」」
勇ましいね。
「カレンは、キッチンや内装のリーダーをやってくれ。タロウは外回りの修理のリーダー。ソフィアは、外回りの植栽や見栄えについて見てほしい。アズサと僕は必要な家具や機材の調達をするよ。あと、子供たちはやりたいと思うリーダの手を取ってね。じゃあチーム編成開始!」
ソフィアにはカリーナ10歳、ビクトル7歳、テリア7歳
カレンにはカーラ9歳、ロゼ8歳、ローザ7歳
タロウにはルイス12歳、ホセ11歳、ミゲル10歳
僕には、ファティマ10歳、フアン10歳、カルロス9歳
皆、大きくなったよ。ファティマやアズサの突撃は、もう勘弁してほしい。
「まず、中の掃除は全員で取り掛かるよ。箒、塵取り、ごみ袋は持ったかな? では始めよう」
外れた玄関ドアから入って、一階を見渡した。前回、壊れたメイドたちは一か所に埋葬したので、無いはず。
崩れた家具などを手押し車にせっせと乗せてゆく。とりあえず、ごみは建物の西側に積み上げた。
一階の掃除が、あらかた終わったところで、昼食の時間になった。
ハンバーガーモドキとスープ。美味しかった。
ハンバーガーの知識は意外とソフィアが持っていた。パンはガロムから小麦粉を手に入れることができ、ファティマが酵母を育て、タロウがルイスたちと窯を作って、やっと美味しいパンが焼けたのだ。
パンも美味しいが、中に挟んだ肉もジューシーで美味しい。カレンたちに感謝。
昼になったので、子供たちは持ってきた昼寝道具を外の木陰において、昼寝の時間となった。
小さい子がいるし、日常の分担もあるので、20日ほどかけてゆっくりやるつもりだ。
5日かけて、二階、三階と進めてゆき、掃除が一段落した。
次は、各チームで思い思いのイメージで、仕事に取り掛かった。
20日ほどで、ほぼ形が出来上がり、細かなところは随時補足してゆくとした。
とりあえず、仕事の中心をこの青い館に移すことになった。
今日は、完成祝いだ。
ドアも治った。(僕が猫パンチで壊したドア)
外壁も塗り替えられ、青色に映えている。
一階のロビーの床は、ピカピッカに磨き上げられた。
テーブルには豪華な食べ物が並び、飲み物も用意されている。
僕、カレン、アズサ、タロウ、ソフィーズ、森人たち、にゃん吉たちの大勢と一匹。
「みんなご苦労さん。乾杯!」と僕。
「ごちそうも、沢山あるのでいっぱい食べてね」
一階は、ロビーと休憩室、厨房、喫茶室に割り振った。
2階には、僕のマレイ町・町長室、にゃん村・村長室、ミドリ村・村長室がある。
その他、ソフィアの部屋、カレンの部屋など
3階は、仮眠室、会議室など
にゃん吉たちも青い館の北西の山際に居住地を移してきた。人口1000人のにゃん村。
森人たちのミドリ村(1200人)も併合した。
そうそう、僕たちのところはマレイ町になったよ。




