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第42話 捕縛魔法とポーションづくり

子供たちを集めて、守りの魔法とポーションづくりをやったよ。


僕たちは血を見るのは嫌だ。

だから、基本的に剣や槍などを使いたくない。その代わり、強靭な捕縛魔法を開発した。

手から繰りだす魔素の網が、対象を覆う。その網は、中からは声も、毒も、呪文も一切を外に出さない仕様だ。

そして、”自然へ帰れ”だな。強弱によって、1分から24時間をかけて分解されて土になって行く。怖いねー。あ・金属は残るよ。


あ・、解除は簡単だよ。掛けた人が『解除』と言うか、魔力10以上の人が『解除』と言えば解除される。



「よし、今日は捕縛魔法の実地訓練に行こう!!」

子供も入れて、15人で実地訓練。まず、小さなバッタからだな。

次に、ちょっとかわいそうだが、うさぎやネズミ、りすなど。うさぎは晩御飯のスープの具にしよう。


力がなければ守れないこともある。だから守るための力は必要だ。


魔法による

 『まもれ!ガッチリガッチリ』・・魔素を体の表面近く密に展開して敵からの攻撃を防ぐ

 『強くなれ!ダンダン』身体強化・・腕力、脚力など力を3倍にする

 『周りサーチサーチ』索敵・・敵の位置がレーダで捕捉できる

 『出でよ!ホバクホバク』・・魔素の網を放出して捕縛する。その後に、

 『土に帰れ!フクフク ジャクジャク』・・を唱えると24時間かけて土に還る

 

とりあえず、練習しよう。

 

攻撃魔法は不要に越したことはないが、もう少し考えた方が良いな。 

治療魔法も当面は薬草でやっていこう。



「さて、今日はポーションを作ります。先生は私ことカレン」


この世界の全ての動植物は、黄色い太陽からの魔素を取り込んでいる。したがって、人は生活魔法として、炎、水、風の発現ができる。また、草に魔素が溜まったものを薬草となり、ポーションや解毒剤などが作られる。


動物では魔石として体内で大きくなり、その魔石は夜の灯りや、冬の炬燵やカイロなどに利用される。ただし、大きな魔石に青い太陽からの精霊光が作用すると、魔獣或いは聖獣になると言われている。


「さて、今日は薬草とポーションの作り方について教えますよ。ビシビシやりますからね」


館の一室を机と椅子を用意して教室にしている。生徒は子供たち7男7女。先生はフリオか私カレン。


「まず、原料となる薬草を取りに行きます。これはクロバム草で魔力が回復します。これはノコギム草で体力が回復します。これはマンジュコンでそのままだと毒ですが、解毒剤に変身します。治癒ポーションはヒルムブ草から作ります。さて、これから屋敷の北の森に向かって、これらの薬草を集めましょう」


「先生。これは?」

「ロゼちゃん。おしいね。これは違うよ。葉にギザギザがあるのが、ノコムギ草だよ」


子供たち7男7女が、一様に薬草を探しています。

意外と6男のビクトルちゃんが沢山取っていました。まあ、個性があるようで良かったです。



「まず、魔力回復のポーションをこの小さな小瓶(20cc)に作ります。必要なクロバム草は50グラム。順次、こちらの秤で必要量を測ってね。足りない子は、私が補充します」


「それじゃあ、みんなの前にある小さな鍋に、クロバム草と水をいれてね」


「準備できたかなあー。それでは窯に火を付けて、ゆっくり鍋の中を撹拌しながら、魔力を注ぐよ」


「お母さん。色が変わってきたよ」


「ダメダメ、タロウ君。今はお母さんさんじゃなくて、先生だよ」と、カレンがタロウに注意した。


(タロウさんは、時々カレンさんを、お母さんって呼ぶの・・・おかあさん・・)とテリアちゃんが呟いた。


まあ、なんだかんだで、できました。魔力回復用のポーション。

子供たちに、自作の物を持たせました。魔力切れで倒れないように。


今日は、ここまで。次回は、体力回復ポーションを作ります。

生徒たちよ。ごくろうさん。


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