第22話 アズサと魔法を探求する
「アズサ、この、ひいらぎの魔導書をコピーアンドペーストしてくれるかな」
「フリオ、これで良い?」
コピーアンドペーストもクラフトも、大きさや重さに応じて難度が上がるようだ。
ひいらぎの魔導書は500グラムほどある。今のアズサでは、このぐらいが限度のようで、一時間ほどぐったりと休息していた。心配だ。
それと、ペーストするときには、同等の物質が近くにあることが条件になる。
無から有を取り出そうとしても無理がある。そういう理だ。
ひいらぎの魔導書の時は、近くから木の皮を集めてきた。きっと含まれる繊維が役立つと思って。
「魔力や利用できる魔法、魔素の濃度などが分かる方法は無いかな?。例えば『ステータスオープン』なんて、唱えたら、見えるようになるなんて。まあ、頭の中に浮かんでも良いんだが」
「これなんか、どお??。『状態表示』」とアズサ。
「そのまんまだね。よし、やってみようか」
目の前に魔力を集中させて、『状態表示』と唱えてみた。
ダメだ。何かが足りない。
表示させたい状態と基準が必要なのでは。二人で、話し合って次の状態を組み込んだ。基準は僕のステータスとした。
表示する状態は、魔力、魔素力、体力、精神力、防御力の5種類
基準は僕で30とする。
まあ、追々調整していこうということで、二人の中に刻み込んだ。
プログラミン手法で、『魔力を測定』『魔素力を測定』『体力を測定』『精神力を測定』『防御力を測定』を順次イメージ、そして視界の上部にそれを表示する。そこまでを一括して『状態表示』とコンパイルして名付けた。『状態表示』と。
「アズサ、どお??」
「うっすらと、見えるような・・・」
10日ほど練習して、やっと見えるようになった。
魔文は、『状態表示!スラスラー』となった。
魔力:魔素を物理領域に影響させる力。イメージと魔文で発動する。
魔素力:魔素を集められる能力
体力:まあ体力だね。最低1%まで落ちる
精神力:マイナスになると悲観的になる
防御力:打たれ強くなる。
それぞれ、1-100で一般人が2、初級が5、中級が10、上級が30以上に設定した。
で、僕のステータスとアズサのステータスは、
このシステムの平均を現在の僕に合わせた。(/の前が現在値、後ろが上限値)
魔力:30/30
魔素力:30/30
体力:25/30
精神力:30/30
防御力:30/30
アズサは、
魔力:30/40
魔素力:30/30
体力:15/20
精神力:40/40
防御力:20/20
なぜか、僕より魔力と精神力が高い。解せぬ。
単純な魔法を順次行使することで、複雑なものや大きなものができることがわかった。
状態表示の他に、『畑を作る』には、木を抜いたり、草を取ったり、土を起こして、腐葉土混ぜて、耕して、畝を作ってなどの手順がいる。これをコンパイルしておけば、一つのワードで畑ができるということらしい。
で、今は『畑を作る』に挑戦している。




