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         6 授業の終わり

 マリエールとロザリア王女は間もなく授業を終える。マリエールはアイテムボックスとフライを獲得した。

           6  授業の終わり


 マリエールはもう7歳になった。もう直ぐ授業も終わりだ。寝る前の魔力枯渇は毎日続けた。魔法の種類は増えた。授業の効果は出た。国王の養女になるのかどうかの発表はまだない。ロザリア王女との関係は良好だ。魔法や魔力を高め合うことに敵対する理由はない。マリエールが国王の養女にならないのならそもそも敵対する理由がないのだ。たらでもの話しは止めよう。今の良好の関係が全てだ。2人は新たにアイテムボックスとフライの魔法を取得した。今後どんな生き方をするか判らないが、有力な武器になるだろう。まだまだマリエールは若い。魔法も伸びる余地がある。ロザリアはアイテムボックスは取得したがフライは取得していない。あまり魔力上げにも熱心でないようだ。マリエールは気になりロザリア王女に聞いてみた。ロザリア王女は、

「世の中を変えたくない私が自分を変えるために努力するのって変じゃないかってふと思ったの。何事もほどほどにするのが私の生き方じゃないかしら。だからと言ってあなたの生き方を否定するつもりはないわ。全力で生きるあなたの生き方私は好きよ。」

私が男だったら惚れてしまうようなロザリア王女の魅力、世の中を変えたくない者には最大の武器だろう。マリエールは、

「判ったわ。ロザリア王女。魔力上げもきみはほどほどでいいよ。努力しないよりもましさ。もしもきみが国王になったら努力する人を否定しないでくれ。積極的にきみが世の中を変えないにせよ個人の努力は別だろう。」

これはロザリア王女も否定しない。

「国の基幹を変えない限り、個人個人の努力を私は否定しないわ。」

辛うじて、ロザリア王女とマリエール意見が一致した。

 授業は終わり近付いて、マリエールは国王の呼び出し受けた。謁見室に向かった。中には国王と父の辺境伯もいる。判っている。養女の事だ。一年間そのため努力をしてきた。叶う事を願ってきた。でも父親を前にすると心に浮かぶ言葉は、

「帰りたい。」

この言葉を心に押し込んで国王の前に跪く、国王は、

「マリエールを儂の養女にする。」

今マリエールの心には、諦めと歓喜が渦巻く。マリエールは、

「畏まりました。ありがとうございます。」

今ここにマリエール国王の養女になった。国王の継承権を持った養女だ。激動の時を迎える。国王からのお言葉があった。

「マリエール、教師による殺害未遂事件を乗り切り、優秀な成績で課題を終了しようとしている。その方の事はロザリア王女からも聞いている。ロザリア王女からはその方が如何に優秀で努力家か、聞いている。人にも厳しくてロザリア王女も良く怒られたと聞くがな。ロザリアを怒るのはその方ぐらいの者だ。ロザリアは完璧な王女だと私から見ると思えるがな。マリエールはロザリアを上回る完璧な王女になってくれる事を期待している。」

マリエールは聞くだけなのかとも思ったが一応答えた。

「ロザリア王女はなんでもお出来になりますが、その分努力を惜しまれます。やればできるのにおやりにならない事が良くあります。怒ったりしません。やらないのが惜しいと申し上げているのです。」

国王も心当たりはありそうだ。

 マリエールは国王より養女にすると言われた。そのために一年間努力した。嬉しいはずだが故郷を離れる淋しさもある。

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