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光明
「がはぁっ!!ゲホ!!ゴホ!!」
水溜まりに顔をつっこんでいた翔は突然、目が醒めた。
「あれ、俺死んだんじゃ?」
確かに生きている。
しかし、身体に変化があった。
まず、暗闇のはずなのによく辺りが見える。
空腹と喉の乾きがなくなった。
そして、驚くべき事にコウモリに噛まれた傷跡も綺麗に消えている。
服はズタズタに破れているのに!
不要になったライトを捨て、ヘルメットとずいぶん軽くなったリュックを装備し、再び洞窟を進んでいく。
片手は包丁を手放さない。
外で会ったら、通行人が卒倒しそうな格好だ。
「帰れるのかな、俺・・・」
不安と諦めが心のなかで入り交じっていた。




