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最初の悲劇
噛まれた事による失血のダメージは想像以上だった。
頭はぼんやりとし、深い思考はできなくなり、ただふらふらと洞窟の中をさまよっている。
もう、何時間歩いたかも分からない。あるいは、何日も歩いたかもしれない。リュックの飲料と食料も底が尽きた。
「もう、だめかも・・・」
そう呟くと、遂に力尽きて、うつ伏せに倒れてしまった。
泥の水溜まりに顔を浸けてしまい、しこたま咳き込むと、口のなかに違和感を感じて、指でつまんでみる。
それは米粒ほどの小さな光る蒼い石だった。
「きれいだなぁ、俺もう死んじゃうかもだけど・・・」
暫く眺めていたが、何を思ったかその石を飲み込んでしまった。
そして、しばらくして、翔は泥に顔を埋めて死んだ・・・・・・




