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リーダー会議
本日の議題は「誰がリーダーか」だった。
水でハイが作った円卓にみなが座っている。
ハイが手を挙げる。
「翔様がリーダーですわ」
「俺も賛成」
「私も」
「ニヤ様が賛成なら」
満場一致だった。
恥ずかしそうに翔が頭を掻く。
「本当にいいのかよ、俺みたいな子供で」
「私が大人にして差し上げます」
ハイが意味深な笑みを浮かべる。
ニヤが少し怒った顔で
「ハイ、翔を誘惑しないで」
と釘をさす。
アネスがコホンと咳払いをし、
「次はサブリーダーだが・・・」
「わたし」
「私ですわ」
「俺だ」
「いや、俺こそふさわしい」
全員が己を主張する。
「わたしと翔が最初に出会った。だからわたし。」
「いや、こういうのは男が適任だ、俺がやる」
「ニヤ様がやりたいなら仕方ないが、三番手は俺だ」
「いえ、私が実力的にもふさわしいでしょう」
一歩も譲らない一同。
五時間の会議の末、サブは当番制という事で落ち着いた。




