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洞窟探検
「翔!どこへいくの?」
外出しようとした少年を母親が呼び止めた。
「あぁ、ちょっと探検に行ってくる」
少年が少し面倒な感じで答えると
「何そのライトの付いたヘルメット、リュックにもいっぱい詰め込んで・・・・・」
「裏山に行くだけだよ、夕方には帰るし」
母親は怪訝な顔をしながら、
「気をつけるのよ、あんまり危ないとこいっちゃだめよ」
と言いながら,翔を見送るのであった。
ようやく、昨日のお社まで来ると
「今日はしっかり準備してきたぜ」
と独り言を言いながら、例の鉄の扉を開け、ヘルメットのライトをオンにした。
お社の中には蜘蛛の巣で張り巡らされた仏像や幽霊の様な不気味な絵が飾られていた。
翔は計画通り,石の階段を降り始めた。
その瞬間、
バタァン!!!!!!!!!
大きな音と共に、地上に通じる階段が錆びた鉄の板で閉じられてしまった。




