夜伽
一週間後、意識を回復した翔が目にしたものは、アネスの両手でギュと絞められているインコだった。
「お前は!お前の能力はパンツめくるだけかい!!」
「無礼な!これは偉大なる二ャ・・・・・・様から授かった大事な使命である。」
インコがアネスの手を嘴でつつきながら答える。
「ニヤ!!あんたこの鳥に何を吹き込んだ?」
アネスがニヤをキッと睨む。
「シャンはよくやっている。あまり苛めるな」
「どこがじゃ!!!!!!!」
翔は頭が痛くなってきたので、このまま寝たふりをする事に決めた。
四人が駐屯している場所に、近づいてくる人影があった。
ライトイエローと白が基本ベースのドレスに身を包んだ、金髪の美女だった。
「げぇ!!!!!!ハ・・・!!!!!!!!!!」
アネスが驚愕の声をあげる。
「あなた、何ですかその姿は?意趣替えですか?」
「いや・・・これには」
「事情はどうあれ、あなたには幻滅いたしました。離縁を申し渡します」
「あなたってアネスの奥さん?」
翔がたまらず割って入る。
「だった者です。今は独身です。女装する男に興味はございません」
「すまん、ハイ・・私は見も心も翔に捧げて女として生きる事に決めたのだ。」
「初めて聞いたぞ!そんな話!!」
翔が突っ込む。
「クト・・・様、ハイとお呼びください。私も旅の一行にお加えください。愚かなもと亭主と違って私は役にたちます」
「なぜお前もくる?!」
アネスが反論する。
「あなたには関係のない事。私は眷属として、遣えるべき主人を見つけただけ、あなたもそうでしょう?」
「うぅ、そうであるが・・・」
「よし、みんな仲良くやっていこう!敵も多いしな」
翔がまとめたのでなんとか皆が承諾した。
「有り難う御座います、翔さま、今宵の夜伽は是非このハイに・・・」
「な!!!!!」
顔が真っ赤になる翔。
「ふざけんな!!!!!」
アネスとニアが揃って反論した。




