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糞蜥蜴
暗黒の闇で気配だけがする。
「ナイト・・・・とビヤ・・・が逝ったか」
寂寥を含んだ声だった。
「ノ・・・・様、お気を落とされぬ様」
「きゃつら恐ろしい強さよのう、とくに二ャ・・・・・・の地獄の火焔は儂でさえ、まともに受けて死なずに済むかどうか」
「我々はそう簡単には死にません、いえ、しねません、かな」
「確かにその通りですな、ハ・・・卿」
「ビヤ・・・の仇はとります、必ず」
「ほぉ、なにか策がおありで」
「策も何も私かあなたが直接出れば事足りるでしょう」
「おぉ、それでは倒してくださるか」
「いえ、あなたが先にいきなさい」
「な!?」
「同盟を持ち掛けてきたのはあなただ。ビヤ・・・の代償は高くつきますよ」
そう言って影は気配を消した。
暫くして、ノ・・・・は
「糞蜥蜴が!」
と吐き捨てた。




