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ゾンビ
「煙に触れるな!躰が腐るぞ!」
アネスが黒い煙を避けながら叫ぶ。
「ぎゃああああああああ!!!!!!」
忠告の甲斐なく翔が煙幕に飲み込まれる。
「翔!?ニヤ!何をしている!!地獄の火焔を速く撃て!!!」
充填中なのかニヤはピクリとも動かない。
「ははは、腐り果てて死ねい」
ナイトがさらに距離を詰めて煙を吐こうとした、その時、
何者かがナイトを羽交い締めにしていた。
それは、肉が焼けただれたゾンビであった。
「翔!!!」
「ニヤぁああああ、撃てえぇえええ」
「ぐっ!離せこのしにぞこない!!」
ニヤの両目が赤光を放ち、口から火焔が吐き出される。
「ぐぎゃあああああ!!!!!」
直撃を喰らったナイトとゾンビの悲鳴が響き渡る。
「おのれ、二ャ・・・・・・この復讐は必ず・・・」
地面に吸い込まれる様に、ナイトが退散していく。
「ノ・・・・に次はお前だと伝えておけ」
ニヤが影に向かって、そう言うと、
深い恨みの声とともに気配が消えた。




