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漆黒の剣士

洞窟の旅は続く、まるで、洞窟自体が一つの世界である様に延々と果てがない。


ある日、ひとつ目の集団が何者かと戦闘しているのに遭遇した。


怪物は20体くらいいたが、瞬く間に細切れになっていた。


「そこで隠れてる奴、出てこい」


怪物を倒した者が声を出した。


長髪で漆黒の鎧を着た、美しい剣士だった。


「へへ、ばれたか」


翔とニヤが岩影から姿を現す。


「子供?ここにきて人間に会ったのは始めてだ」


「お前の名は」


ニヤが男に問う。


「アネスだ。」


ニヤが少しの間沈黙して、相手を凝視する。

「やはりな、翔、この男は味方だ。」


「おぉ!そっか!あんためちゃ強いじゃん!!よろしく!」


「勝手に話を進めるな、まぁ断る理由もないが・・・・」


剣士が苦笑いしながら話す。


「断れるはずがない、お前は翔の・・」


その言葉を剣士が遮る。


「何の話だ?貴様、ニヤと言ったな、まさかニャ・・・」


その時、30体位のひとつ目の集団がまた襲ってきた。


剣士はかすり傷ひとつ受けずに敵を倒していく。


翔は幾分かは喰らうが致命傷を受けず倒せる様になってきた。


今回はニヤの出番なく倒せそうだ。


全て倒した後、翔が握手を求める。


剣士は少し考えた後、手を差しのべた。


「よろしく!男前のにいちゃん!」


「あぁ、よろしく、我が・・・いや。」


男が途中で言葉を止める。


「その傷、大丈夫なのか?」


「こんくらい、寝たら治るぜ」


「それは、羨ましい、私は傷が深ければ死ぬだろう」


「あんた、アホみたいに強いから大丈夫だよ」


「アホ・・・」


少し顔がひきつる剣士。


「それでは行こうか、翔、アホ」


ニヤがなにげに暴言を吐く。


「調子に乗るなよ!二ャ・・・・・・!!!!!!!!!」


剣士が怒りの声をあげたが、翔には何故か名前の後半が聞こえないのであった。




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