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第20話 名付け

ウィリアムのお店にて、説明を要求された。

 テイムスキルを使わないでどう懐かせたのかと問われ。普通に群れのリーダーを倒して残った3匹にどーする?と聞いただけだとこたえた。

「うーんテイムは発動したの?」

「したよ、けど受け入れなかった。縛るというのはしたく無かったから」

テイムというのは主従関係を結ぶものだと思うからそういうのはしたく無かった。まぁこの3匹の群れとしてのボスはは私だけどね。システム的に処理されるのはなんか癪だった。

「そーいう事ならあれがいるな。まだ残ってるはずだ」

 そう言ってガントレットは一旦工房に戻ることに。

 一様敵対していないモンスターの印?的なのがいるらしくウルフ系だと首輪になるんだと。

 魔物使いという職業が存在するからテイムしていなくても問題ないみたいだ。


「そういえば名前はつけないの?」

「あ~つけてないや」

 名前か考えてなかった。確かにあった方が便利かな?

 あんまり連れ歩くつもりはなかったけど暫くは共に行動するだろうしなにかつけるか。

 期待した眼差しで私を見てくる3匹をわたしもじっと見つめる。名前か……私のネーミングセンスは死んでるんだよね。

 パッと思いついたのはポチ、ケン、サトル……センスが無さすぎる。うーん~~あ、

 私は左から順番に

「ケル、ベロ、スーだ!」

「えぇ……」

 そしたら2匹より一回りでかい3匹のリーダー君にスーの名を。ポチとかよりかはマシだろう。

 ケルベロス達がキャンキャン抗議をして、ウィリアムが冷たい眼差しを送っているが無視して言う。

「私はいくらでも死ねる不死人だ。だがお前らは違う。いいな私が死んだら私の死体を持って全力で逃げなさい。そして私の死体を食べなさい」

「………」

 ウィリアムといつの間にか帰ってきていたガントレットがドン引きしているが無視して言う。

「基本的に助けると言うことをしなくていい見捨てて逃げるという択を取って欲しい。お前たちは死んだら終わりだからだ」

 言い終えた直後私の中からゴッソリと魔力が抜かれケルベロス達に送られて行く。名付けて魔力与える感じなのか?少しふらついた私はインベントリから短剣を取り出して締めにかかる。

「え、ちょっと何するつもり?」

 焦って止めにかかろうとするウィリアムを無視して私は胸に短剣を突き刺して、グリグリと穴を開ける。

 ものすごい勢いでHPが減っていっていく。時間が無いので素早く開けた穴に手を突っ込んで心臓を引き抜いて言う。

「スー。お前がリーダーだこれを食べなさい……」

 血を吐き私は頭から倒れ込んで死んだ。

「『えぇ……なにこれ』」


 クノンとウィリアムが青ざめた顔でドン引きし、ガントレットは大笑い。そしてケルベロス達は悲しそうな遠吠えをした。

 ダッシュで死に戻りし帰ってくるとケルベロスが大きくなっていた。特にスーが。

「なにこれ?」

 

「進化……だな。どうやら魔力を受け切れるレベルまで進化したようだ。まぁ名付けだけなら大丈夫だったみたいだが。どうやらお前さんを食った事で進化したみたいだぞ。お前さんの魔力の質が高すぎて色々すっ飛ばしたみたいだ」

 私の魔力も食べて消化しきれず、消化するために進化したってことかな?

「まぁ進化したならいい事だ。立派に育つんだぞ~」

 

 大きくなったケルベロス達を撫でながら言った。基本的には放し飼いになってしまう。マイハウスは持ってないしどこかクランにも属してないからね。てかこんなでかいわんこ入る家ないだろう。ケルベロは2.5~7はあるそうでスーに至っては私二人分約3mはあるぞこれ。

 

「なんで他人事なんだよ、お前さんの魔物だろうに」

「というか家とかないよね何処で育てるつもり?牧場とか持ってないよね?」

「基本的には外で放し飼いになるかな、マイハウスとか持ってないし。あ、そうだ【神ノ目】」

 フィールドでの放し飼いになるからプレイヤーに討伐されないか心配だな~と思った時に攻略組の事を思い出した。この子達にも教えておかないといけない。神ノ目で共有とか出来ないかなと思い早速試してみることにした。

 キルした奴の顔は覚えいるし共通の紋章?を装備につけていたからそれらをスマホのスクショを見せる感じでケルベロス達の頭の中に送るイメージ。

「いい?フィールドでこいつらに出会ったら殺しなさい。死体を食べ装備も壊して埋めなさい。そしてこの紋章のついた装備を持っている奴らも殺しなさい」

 

 喧嘩を売ってきた攻略組に私は腹を立てた。数で囲み情報と装備をタカる盗賊モドキをしたから。小説や漫画で散々見た展開でちょっと楽しかったので、やるからには徹底的に潰してやろうと思ったのだ。だがここはゲームでプレイヤーは殺しても復活するので1度殺してもさほどダメージはない。装備を無くしデスペナを受けるだけでまた集めようとするなら出来てしまう。そして毎回探して殺す事はめんどくさいし時間の無駄なので視界に入ったら殺す事に決めたのだ。それをケルベロス達にもやって貰うつもり。

 上手く伝わったのか険しい顔になったケルベロスに少しビビっているふたり。

 

「え?な、何したの?」

「神ノ目で私の記憶を共有した。攻略組と名乗るパーティを見かけたら殺すようにと」

 笑顔で言うとウィリアムがあぁ~と納得した表情をした。

「あいつらはやりすぎなのよね~まぁ少し痛い目見た方がいいか」

 やり方がやり方で敵が多いらしい。デマ情報掴まされて公開している記事がデマだらけだった時もあるらしいしろくな奴らじゃあないよ。私は考察組の記事を読むようにしている。


「よしこれでいいぞ、魔物使いの魔物の証だ。一様これをつけていると街の中でも攻撃はされないはずだ。壊れたら言ってくれまた作ろう」


 私が記憶の共有を行っている間。ガントレットが首輪をつけてくれていた。耐久値が2000あってこれでも激しい戦闘をするとすぐ壊れてしまうみたい。

「人と魔物は力のかけ方が違うからなぁ。あ、あとギルドにも魔物の登録をしとけよ?証が壊れて他の不死人に殺されても文句が言えんからな」

「その登録はどこで?」

 まぁ場所は多分冒険者ギルドとかそういった所があるんだろうね。多分最初にそこに登録に行くんだろう。


「冒険者ギルドだな、そこでテイムモンスターやら魔物の登録ができる」


 場所はリスポーンする噴水のすぐ横らしい。全然気づかなかった。まぁすぐフィールドに出るしなぁ。

 あとは人が混むから別の場所にもう一店舗あるみたい。分かりやすく冒険者ギルドとでかい看板があるって。

「そういえば私登録してないや、そのまま登録してくるね」

「おう変なやつに絡まれんなよ~」

「あまり大きな騒ぎにしないでね」


 手を振りウィリアムの店を出た。ジャイアントウルフを連れてるからか周りからチラチラ見られて鬱陶しいかった。

 

  

 

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