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361. 張博士

361. 張博士


ライアン「突然会いたい旨の電話をしてしまって、すまなかったな。」


張「いえ。ところで、こちらの方は?」


ライアンは、事前に打ち合わせを行っていた通り、リョウは研究のスポンサーで、

資金や研究の場所を提供してもらっていることを説明する。


リョウ「白犬遼と申します。よろしくお願いします。」


張「日本人ですか?」


張は少し考え込んでしまった。


そんな様子を見てライアンは、


ライアン「最近の研究の調子はどうだ?」


と最近の研究の話を聞く。


張は、今現在行っている研究いくつか紹介をした。


ライアン「そうか、相変わらず、多くの研究テーマを持っているな。」


張「そうなんですが…」


ライアン「何か困りごとがあったら相談するぞ。」


張博士は、重い口を開き、話し始める。


張「実は大学の経営がうまくいっていなく、いくつかの研究所が閉鎖になるんですが、

先日の教授会で、私の研究室もその候補に挙がってしまったんです。」


ライアン博士とリョウは顔を見合わす。


張「別の研究施設に移籍できないか、模索を行っているんですが…。」


リョウ「だったら、私の所に来ませんか?

張博士のことはライアン博士からよく聞いています。

実は動物学者を探していまして、ライアン博士に相談をしていたところなんです。」


張「…。」


ライアン「この国から離れることにはなるが、研究資金は困らないし、

研究施設は、言えばいくらでも土地を割り当ててくれる。

それに…。」


張「?」


ライアンはリョウに目で合図を送る。


ライアン「実は、本当は張博士に研究してもらいたいテーマがあって来たんだ。」


張「研究してもらいたいもの?」


ライアン「そうだ。まだ、正式名称は無いが、巨大な黒いトカゲの生態と構造を研究してもらいたいんだ。

そのトカゲが、植物にある影響を与えていて、優秀な動物学者が必要、という訳なんだ。

もちろん、既存の研究も続けてもらうこともできるし、助手も割り当ててくれる。」


張「助手ですか。」


ライアン「そうだ、実は今私は、リョウ殿の支援を受けて研究所の所長をしていて、

120人程の研究員がいるんだ。施設も何十ヘクタールと言った規模の研究所を2か所持っている。」


張は、考え込んでしまった。


リョウは改めて張氏の顔を見ると、

でも、本当に信じてよいのだろうか?

と悩んでいるような顔だった。


リョウ「では、ライアン博士の研究所を見学に来ませんか?」


張氏は黙ってうなずいた。



その後、張氏の大学を出て、ミレバに戻り、次元転送機にヘリコプターの偽装を施す。

そして再び、張氏の大学の近くに来て、彼に会う。


リョウ「ヘリコプターできていますので。」

と言い、工事用エレベータに乗せ、建設中のビルの屋上に張氏を連れていく。


ライアン博士は張氏を誘導して、次元転送機に乗せる。


そして、ミレバの農業研究施設に移動する。


ーーーー


張「え、もう着いたんですか?このヘリコプターほとんど外が見えなくて…。」


ライアン氏は次元転送機のドアを開けると、砂漠地帯を緑化した、いろいろな植物の生い茂る研究所のヘリポートに降り立った。


ライアン博士は張氏を案内し、研究施設のビルに入る。

ライアン博士は張氏に、研究施設の見学がてら、施設の案内を行った。


張氏は複数所属している、研究員の長い耳に驚いているようだった。


そして、研究所の応接室に張氏を招き入れる。


ライアン「実は、研究員を診てもらってもわかるように、ここは地球ではなく、

別の世界になる。」


張「別の世界?えっ?」


それから張氏にライアン博士とリョウは、

この世界と、研究してほしいブラックドラゴンについて説明を行い、

いくつかのモンスターのサンプルも見せた。


張氏は驚きとともに、非常に強い興味を持った様だった。


張氏と話をしていると、リアナが紅茶を持って来る。


張氏はリアナの耳をまじまじと見ている。


ライアン「彼女はエルフ族だよ。私の一番の助手だ。」


リアナ「リアナと申します。ライアン博士の下で、研究を行っております。」


張「でも信じられないな。人間以外の者とどう接すればいいのか。」


ライアン「無い、人間とほとんど変わらないよ。そこの元日本人のMr.白犬だって、妻はエルフだ。」


リョウは苦笑いをする。


その後、リョウはライアン博士とミレバの町中を案内した。


ライアン「砂漠の気候と言うのはあるが、どうだ、地球とあまり変わらないだろ。」


張「モンスターがいるじゃないですか。でも、地球?では誰もしていない研究が出来そうです。」


その後、張氏は、地球の自分の研究室をたたみ、この世界、ミレバにやって来た。

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