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360. 植物のサンプル解析と動物学者

360. 植物のサンプル解析と動物学者


リョウ達は次元転送機を使って、元の時代のリリネアの屋敷に戻ってきていた。

ちょうど、この時代を発ってから10分後に戻ってきたせいか、ワジムと数名の者がまだ残っていた。


ワジム「おかえりなさい。」


リョウ「ああ。戻って来たぞ。リリネア、早速リアンとライアン博士の所に行ってきます。」


リリネア「気をつけてな。私はディルドラ殿とヒルダ王女のお相手をするとしよう。」


リョウとリアンは屋敷を出て、車で村の農業研究施設に向かった。


ーーーーー


農業研究施設には、リアナと複数名の研究員がいたが、ライアン博士は不在だった。


リアナの話によると、あと1時間ほどで戻るとのこと。


リョウとリアンは、研究施設の会議室で待つことにした。


30分ほどして、リアナはライアン博士を連れて、会議室に入ってきた。


ライアン「何か緊急の用事があるとリアナから聞いたのだが。」


リョウ「そうなんです。」


リョウは、今までこの世界が砂漠化する前の過去の世界に行き、

砂漠化した原因と思われる病原菌に侵された植物のサンプルを入手したことを告げ、

それを分析してほしい旨、博士にお願いをした。


ライアン「そうか、リョウの推測では、毛細管現象で水を吸い上げられない組織にする病原体、

つまり青枯れ病の様なものに侵されているということなんだな。

分かった。」


リョウは過去の世界に取得してきたサンプルを博士に渡した。


ライアン「わかったが、もう一つお願いがある。

コンビナートでブラックドラゴンが現れた時に、倒した時のサンプルを保管していると聞いたが、

ブラックドラゴンの体格構造と、ドラゴンブレスを解析する動物博士を連れてきてほしいのだが、

儂の知り合いで、共同研究をしていたことがある、ある博士を連れてきてほしいんだ。」


リョウ「この世界に連れてくる?」


ライアン博士はリョウの顔を見て、少し考える。


ライアン「そうだ。彼は、家族はおらず、研究バ…いや、研究熱心な男だからな、

たとえこの世界が異世界でも、誘えば来るじゃろうて。

いや、地球にいないブラックドラゴンの研究だから、来るじゃろう。」


リョウ「異世界があるって、信じますかね。」


ライアン「地球の隔離された研究施設でと言えば大丈夫じゃろう、あとで異世界だと説明すればよい。」


リョウ「また、そのパターンになるのですね。」


ライアン「なんか言ったか?」


リョウ「いえ、分かりました。」


ライアン「そうだ、儂も行くぞ。心配なら。」


リョウ「…お願いします。」


ーーーーー


次の日リョウは、ライアン博士と一緒に成都の町を歩いていた。


道は何車線もあり、多くの車が行きかっていて、周りの建物は真新しいオフィスビルや建築中の高層住宅が整然と並んでいた。


次元転送機は、建設が中断されたオフィスビルの1つに留め置き、人に見つからない様、

ビルを降り、大通りを歩いていた。


ライアン「彼は、この先の成都生物科学大学で教授に就任したと、手紙をもらって、何度か研究施設にお邪魔したことがあってな。」


リョウ「そうなんですか。」


ライアン「彼は、パンダなどの生育研究をしていて、博士を取った後、南アフリカに生息する動物の研究のため、ケープタウンに来ていて、

そこで知り合ったんだ。」


リョウ「共同研究でも、分野が違いますよね。ライアン博士は、植物園常駐の研究員だったと聞きましたが。」


ライアン「ああ、動物の生態を研究するには、餌となる植物の生態など必要だからな。それで、共同研究をしていた。それと…。」


リョウ「それと?」


ライアン「わしと境遇が似ていてな。わしは家族が強盗に襲われ、ひとり身になってしまったからな。

彼も、家族の事故で1人にじゃからな。」


2人は話している内に、ライアン博士と共同研究をしていた教授がいる大学の門に着いた。

博士は受付で、張博士に会いたい旨を伝えた。


博士は、次元転送機を降りた所で、電話でたまたま、中国に来ており、会いたい旨、張博士に伝えると、

当日だったにもかかわらず、OKの返事をもらっていた。


2人は警備員の案内通り、大学の構内を歩き、1つの建屋の応接室に入っていった。


張博士はまだ来ておらず、2人は5分くらい待っていると、ドアが開き、初老の男性が入ってきた。


張「ライアン博士久しぶりです。」

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