354.本探し
354.本探し
翌日、宿で食事を済ませた4人は、冒険者ギルドに行くことにした。
ギルドまでの道を歩きながら、リョウ達は話しをする。
リョウ「ブラックドラゴンの討伐依頼などから何か情報を得られればいいんだけれどね。」
リアン「そうね。職員からも、情報を得られれば良いわね。」
リリネア「ブラックドラゴンの住処が分かれば良いのですが。」
リョウ「とにかく、今は少しでも、情報を集めよう。」
4人は冒険者ギルドに到着すると、早速依頼が掲示されている掲示板を確認してみる。
掲示板がランクごとに分かれていて、ランクの上の方から依頼内容を確認していく。
リリネア曰く、ブラックドラゴン関係の依頼が出されているとしたら、
高ランクではないのか、との意見からその様にした。
早速4人は、AとSランクの掲示板エリアに、
ブラックドラゴン関係の依頼が掲示されているのを確認した。
リョウ「ん?ランクSの依頼か。ブラックドラゴンの巣窟創作依頼と討伐依頼か。
ということは、住処がどこかも、現時点分かっていないのか。
でも、ブラックドラゴンが引き上げていく時、ブラックドラゴンの後を追っていけば、
分かりそうなものだが。」
リリネア「理由があるのよ。きっと。」
リョウは、ギルド職員にもブラックドラゴンの情報を得られないか質問をしたが、
Sランクではないと情報を得ることができないとのこと。
リョウ「ほかに情報を得ることができるところが無いのかな?」
4人は少し無言になった。
リアン「ねえ、図書館はこの町に無いのかな?」
リョウは、ギルドの職員に質問に図書館の場所を質問すると、
「ある」のこと。
王立図書館で、場所は貴族街の入り口にある大きな建物とのこと。
今度は図書館で調べてみることにした。
シャミル「図書館で何を調べる予定なのじゃ?」
リアン「そうね、新聞の様な情報元があれば、ブラックドラゴンが現れた時の記事や、
被害状況などわかると思うのよね。あとは、ブラックドラゴンに関する著書とか。」
リョウ「そうだな、でも蔵書数が多いと、探すのが大変そうだな。」
その様な話をしながら歩いていくと、やがてギルドに教えられた図書館が見えてきた。
王立図書館は、5台建ての石造りの重厚な建物で、ここエルフの町としては異彩を放っていた。
リョウは手でドアを押して、建物の中に入る。
図書館の中は、無数の蔵書が保管されていて、大きな受付がある。
リョウは受付にブラックドラゴンの書籍のありかを聞こうとしたが、
1つ考えが浮かんだ。
リョウ(そうだ、町の状態把握の能力を応用して、ブラックドラゴン関係の著書を探せないかな?)
リョウは那智の状態検索の能力を使うと、本棚の所々に、鈍い光が現れる。
その鈍い光は、本棚に収納されている本から出ている様で、その本の1冊を取り出してみる。
リョウ(ん?ブラックドラゴンの攻撃方法について書かれている部分があるな。)
リアン「ねえ、受付にブラックドラゴンの著書がどこにあるか聞くんじゃなかったの?」
リョウ「能力でブラックドラゴンの本のありかが分かる様なんだ。」
リアン「それって、すごいじゃない。
早速どの本にブラックドラゴンのことが書かれているか、教えて。」
リョウは、数冊の本を指定して、3人の座るテーブルの前に置いた。




