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351.リンデルの町

351.リンデルの町


次元転送機を遮蔽しながら、スマホの地図を頼りにリンデル方向へ向かった。

途中、いくつかの町や街道が、前方のモニターの1つに映し出され、

その映像とスマホの地図を確認しながら、リンデルの方向へ向かう。

およそ3時間ほどで、リンデルの象徴である大きな巨木がうっすらと見えてきた。

リョウはレーダー機能で、リンデル周辺にブラックドラゴンがいないかどうか、

確認を行う。

しかし、それらしき生物は確認できなかった。


徐々にリンデルの町が見えてきた。


森の中に都市があり、その年の真ん中にリンデル城と思われる城が、

丘にまたがる形でそびえ、その城の隣の庭園から大きな巨木が生えていた。


リアン「ここが私たちの故郷なのかな?」


リアンは小さな声でつぶやいたが、リョウははっきりと聞こえた。


リョウ「はるか昔の故郷にようこそ、ということになるのかな?」


リアン「なぜか、懐かしい、そう感じるのよ。」


リリネアがうなずく。


リョウ「遠い故郷にようこそ。」


リョウはそういいながら、リンデルの都市を覆う城壁にある門の1つを確認し、

近くの林に着陸する。


着陸すると、リョウが確認する。


また商人という設定で町に入るが、良いか?


リアン「了解したわ。」


4人はこの時代の衣装に着替え、街道に出て、リンデルの方向へ向かった。


リョウは、オリビエの町よりも、明らかに人の行き来が少ない様に感じる。

町の大きさは、上空から見たところ、オリビエよりも、ここリンデルの方が大きい様に思うのだが。


リョウ「人の行き来が少ないな。」

リアン「そうね。」


やがて、白い大きな城壁に列をなす人が見えてきた。

列は馬車と人のみの列の、人のみの列に並ぶ。


ちょうど横にいたエルフの警備兵に、並ぶ列はこちらでよいか、リョウは聞く。


エルフ兵「ああ、こちらで正しい。ところで、入国証明書は持っているのか?」


その時、リアンが声をかける。

リアン「こちらの男性は私の連れよ。」


エルフ兵「人間にエルフが同行しているのか?」


リアン「ええ、魔道具で、使い方についてこの商会の人にオリビエに教えに行った帰りなの。

私の母も一緒よ。」


エルフ兵は少し疑問に思う表情で、

エルフ兵「それならば、なぜ、駅馬車で戻らないんだ?」


エルフ兵はリアンにその様に尋ねる。


リョウはその質問に答える。


リョウ「私の商会でタラシュへ行く便があって、この町の途中まで乗ってきたんだ。

急いで配達しなければならない荷物で、分岐点から歩いてきた。」


リョウはスマホの地図で、リンデル周辺の町の名前をなんとなく覚えていた。

それが役に立った。


エルフ兵「そうか、この市民と一緒なら、入国税は取られない。

あちらの列に並んでくれ。」


エルフ兵は短い列を指さした。


リョウ「わかった。ありがとう。」


4人は、短い列に向かい、最後尾に並びなおした。


それからおよそ10分後、警備兵がいるリンデルへ入るチェックゲートで、

どこから来たかなど簡単な質問と、身体検査を行った後、すんなり、リンデルの町に入ることができた。


リョウ「リリネアとリアンはこの都市の住民ということで、すんなり入ることができた。

兵士が誤解していたのは幸いだったな。」


リリネア「正直、詳しい質問をされたら、どうするか、ひやひやしていたがな。」


リアン「私も。この年の住所なんて聞かれたら、答えられなかったもの。」


と2人が話す。


リョウ達はリンデルの町を、町の中心にある城の方向に向かって歩く。

町は白壁と木の柱で作られた、3~5階ほどの家が建ち並び、

沢山のエルフが石畳の通りを歩いていた。

診たところエルフ:そのほかの種族は7:3といったところか。


しばらく歩いたところで、リョウは、

リョウ「ところで、まずは宿屋を確保しないと、だな。」

という。


リアン「場所が分からないわ。どうするのよ。」


リョウ「こうするんだ。」


リョウは近くの雑貨屋と思われる小さな商店に入っていった。

その商店には、若い?女性の商店主がいた。


リョウはその商店主に声をかける。


リョウ「やあ、ちょっと聞きたいことがあるんだが。」


商店主「お兄さん、エルフ語がうまいね、何が欲しいのかい?」


リョウ「実はオリビエから荷物をこの町の冒険者ギルドへ運んできた商人なんだけれど、

荷馬車のたずなが着れてしまってね、この店で代替となるものが売っていないかね?」


お店は、薬草の店の様で、沢山の乾燥した薬草が棚に並べられ売られていることの確認して、

リョウはその様な質問をした。


商店主「ここは薬草屋だからね、この店から5軒隣に、生活雑貨屋がある。

そこで聞いてくれないか?」


リョウ「ありがとう。ところでもう1つ質問があって悪いんだが、宿屋と冒険者ギルドはどこにあるか、

教えてくれないか?」


商店主「どのランクの宿屋がいいんだい?」


リョウ「1部屋一泊銀貨5枚くらいがいいんだが。」


商店主「商人なのに、あまり稼ぎが無いようだね。」

商店主は少しムッとするようなことを言う。


商店主「それなら…。」


商店主は1泊1部屋銀貨5枚くらいで泊まれる宿と、冒険者ギルドの場所を教えてくれた。

リョウは礼を言い、商店を出た。


店の外には、リアンたち3人が待っていて、

リョウは商店主が教えてくれた一連のことを説明した後、宿屋の方向に向かって歩き始めた。


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