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346. 過去のミレバに行ってみよう

346. 過去のミレバに行ってみよう


4人はオリビエの町を出て、一旦次元転送機の所に戻り、乗り込んだ。


リリネア「リンデルの地図はそのスマホとやらに写したということね。」


リョウ「そうです。」


リョウはスマホで撮影した地図を眺めながら、オリビエの町の位置とリンデルの位置を改めて確認した。


リョウ「大体の位置は分かったが、改めてこの地図を見ると、人間族の国、エルフ族の国、

ドワーフ族の国がこの近くにある様だ。ミレバとシャルシャの位置は…海岸線が違うな、

いや、ここは似ているか。」


リョウはコンパスを調達し取り出す。


リアン「ねえ、何を調べようとしているの?」


リョウ「東西南北の方向関係を確認しようと思って。

やっぱり、この辺がミレバで、ここがシャルシャだ。」


リアンはリョウのスマホをのぞき込む。


リアンは何回かリョウのスマホを見せてもらっていたので、

大体だが、スマホについてどういうものか理解をしていた。


リアン「あの地図で…えーと、この海岸はミレバ周辺の海岸線に似ているから、

ミレバはこの辺?」


リョウ「そう。」


リアン「リンデルの途中にあるわね。それにこれは小さな村?のマーク?がついているわね。」


リョウ「寄ってみようか?」


リアン「そうね、この時代のミレバがどうなっているか見てみたいし、寄るのには賛成だわ。」


リリネアとシャミルも賛成ということで、寄ることにした。


リョウは次元転送機を操縦して、オリビエ近くの森を離れた。


ーーーーー


スマホで撮影した地図を参考に、目印となる海岸線と河川を探しながら、

ミレバの場所を探した。


他の3人もスクリーンを眺めて、人工的な建物が無いか、探している。


リリネア「本当に下は、緑豊かな森ね。」


リョウ「そろそろミレバの位置のはずなんだけれど。」


リアン「あそこ、ミレバの港付近の海岸線に似ていない?

となると、ねえ!あそこ、家が建っているわよ!」


リョウ「ちょうどあの辺が、村の屋敷かな。

畑かな?畑になっている。


よし、降りれるところを探して下りてみよう。」


リョウは次元転送機を遮蔽モードにしてから、

下りられそうなところを探した後、

村近くの木々が途切れて小さな草原になっている所に向かって下りていく。


小さな草原に降りることに成功し、周囲から透明に見える次元転送機は、

地面を少しへこませて着陸した。


リョウ「よし、周りには人は…いないな。

では降りよう。

ここは人間の国の範囲だから、人間族が暮らしているのかな?」


リョウは用心しながらドアを開ける。


そして、ゆっくりと外に出る。


リョウ「結構茂みがあって、歩きづらいな。

おっ、あそこに獣道がある。」


4人は獣道を歩き、村へと続く馬車道に出る。

しかし、道は軽自動車の通れる幅で狭かった。

しかも、舗装はしていない泥道だった。


リョウ「よし、オリビエのときと同じく、商人ということで、

村に行こう。荷馬車を出すぞ。」


リアン「馬はどうするの?」


リョウ「…。」


結局、軽自動車で荷馬車を引っ張ることにした。


荷馬車を引っ張らず、軽自動車につなげて荷馬車を引っ張るのは、

荷馬車に積んだ荷物を見せる為で、私たちは商人ということをアピールする為だった。


リョウは荷馬車を出し、小麦や乾燥大豆を入れたタルやポーションを入れた木箱など準備する。

そして、軽自動車の牽引フックと荷馬車をチェンでつなぐ。


準備を終えた後、リョウは軽自動車の運転席、

そのほかの3人は荷馬車に乗り込み、村の方向に向かう。


リョウはアクセルを踏み、ゆっくりと走り出した。


村の入口に近づいた時、雨が降り出してきた。


リョウは一旦車を停め、荷馬車の幌をセットしようと、

外に出た。


ただ、その時リリネアが、


リリネア「あら、雨が降るのね。きれいだわ。

幌をかけず、そのままで行きましょう。

もう少しだから。」


と言う。


今の世界のミレバでは、雨はほとんど降らず、

ごくまれに霧が出た後に、降る雨を見て、

リリネアがきれいな風景ねと言っていたことを思い出した。


リョウにとっては、地球で雨を見慣れているので、

正直、その様にあまり感じなかった。


しかし、リョウは濡れて風邪をひくことを心配している旨伝えると、


リアンは、

リアン「あともう少しだから、大丈夫。」

という。


リョウは、

いいの?

と思いながら、軽自動車の運転席に戻り、

車を再度走らせる。


やがて、2分ほどで、村の木でできた門が見えてきた。

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