344. オリビエの町と冒険者ギルド
344. オリビエの町と冒険者ギルド
リョウ、リリネア、リアン、そしてシャミルは3時間ほど歩き、
ようやくオリビエの町が見えるところまで来ることができた。
シャミル「思ったよりも、時間がかかってしまったな。
こんなことなら、近くまで車で来るべきだったな。」
リョウ「周りは森なので、車は走れないですよ。」
そんなやり取りをしている内に、町を囲む城壁のさらに外側にある堀を渡る橋の袂まで来ていた。
リョウは立ち止まって、先程稼いだ硬貨を確認する。
リョウ「オレナンドの話だと、確か1人1銀貨、だから銀貨4枚ということらしい。
町への入場料はある、では行こう。」
町の周りの堀にかかる橋を渡ると、町に入場するための列があり、
そこに4人も並ぶ。
リアン「結構長い列ね。」
リョウ「まあ、10分位かな?」
列の先頭には窓口があり、受付にリョウは4人分の入場料、4銀貨を払う。
受付「町に入場するためには、身体検査があります。」
とのことだった。
この身体検査を受けるのにも列があり、
やはり10分ほど待った。
検査はボディー検査や荷物検査の類だった。
リョウ(地球の空港を思い出すな。)
4人無事に検査が終わり、町の中に入る。
町は、中世ヨーロッパとそっくりで、3階建ての建物が、石畳の道の両側に建ち、
馬車が行きかう。
リョウ(ミレバのある時代は、地球の中東の様な街並みだったが、ここは本当に中世の街並みだ…。
町の周りに森林広がっているし、大違いだ。
本当に何があって、あの様な砂漠の世界になったのだ?
シャミルはいくつかの大戦があったというが…。)
リョウは改めて思う。
リリネア「まずは情報を集めましょう。」
リアン「となると、傭兵ギルドが良いんじゃない?」
リリネア「そうね。」
リアンは、町の出口に立っている警備兵の所に、傭兵ギルドの場所を聞きにいった。
待って、俺が聞いてくる。
言葉の問題があるから。
しばらくして、リョウが戻ってくる。
リョウ「この世界に傭兵ギルドはないらしい。
その代わり、同様の業務は冒険者ギルドという所で行っているらしい。」
4人は警備兵に教えてもらった冒険者ギルドまで、歩いて行く。
場所は、ここ町の入口から大通りを歩いてまっすぐ5分ほど歩いた左側にある、らしい。
看板があるので、分かりやすいとのこと。
リリネアは歩きながら、
リリネア「随分活気のある町ね。周りも森に囲まれていて。
居心地の良い世界だわ。」
リアン「そうね。種族ごとの偏見も、この時代もなさそうだし。」
町を往来するのは、人間のほか、エルフ、ドワーフ、フェネック族、そして魔族までいる。
そして、ミレバの時代に見かけない、人型をした猫や犬の様な種族もいる。
シャミル「あれは、コボルト族、ワーキャット族じゃな。懐かしい。」
リョウ「今、いや、ミレバの時代にはいないですよね。」
シャミル「彼らは大戦の犠牲者じゃからな。」
リョウ「があったのか、教えてくれないか?」
シャミル「いや、儂もよく思い出せないのじゃよ。
大戦に深くかかわるところが特にの、儂にも理由がよくわからん。」
そうこう話している内に、この町ではひときわ高い、5階建ての冒険者ギルドと書かれた看板の建物を見つけた。
リョウ「ここですね、冒険者ギルドは。
中に入って情報を集めましょう。」
4人は、冒険者ギルドのドアを開け、中に入っていった。
そこは広い空間になっていて、カウンターエリアと、板の掲示板に紙が複数貼られているエリア、
そして、椅子やテーブルが複数あるエリアに分かれていた。
そして建物の中はうす暗い。
冒険者はところどころにおり、受付で話し込んでいるもの、掲示板を眺めているもの、
テーブルエリアで談笑するもの等いる。
服装は…ザ、冒険者という服装で、重そうな鎧を着こんでいる者もおれば、
魔法の杖を持ち、一発で魔法使いと分かる者等、色々である。
リリネア「仕組みは、傭兵ギルドとほぼ同じ様ね。あちらの掲示板を見てみましょう。」
リリネアは、掲示板のあるエリアまで、歩いて行く。
掲示板に書かれているを見て、リリネアは、案の定、
リリネア「ダメね、エルフ語で書かれているものもあると思ったんだけれど。」
リョウは代わりに紙に書かれている内容をいくつか翻訳し、リリネア達に説明していった。




