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342. 15021年前の世界

342. 15021年前の世界


次元転送機は明るさから解き放たれ、スクリーンには徐々に周りの風景が映し出されてくる。

この次元転送機は今、空を飛んでおり、一面の青い空が確認できる。

リョウは今現在、いつの時代にいるか、コンソールを操作し確認する。


時代は、元の時代のちょうど15021年前を差していた。


リョウ「目的通り、15021年前に来れた様だ。

場所は、スクリーンのカメラを下方に切り替えてみよう。」


リョウはそう言い、コンソールを操作し、次元転送機の下方に映像を切り替えた。


シャミル「なんじゃ、これは?」


リアン「ここ本当に昔のミレバなの?」


スクリーンには、一面の森林と1本の大河が映し出されていた。


リリネア「大昔、ミレバは森林におおわれていた台地とは聞いていましたが…これは…」


シャミル「ここがあの時代だとしたら、懐かしいな。」


リョウ「町が無いか少し探してみましょう。

あの川を下るのが良いか。川沿いに町がある可能性がある。

元の時代の海の座標はあちらだから、こっちが川下か。

一応遮蔽をするか。」


リョウは次元転送機を操作して遮蔽した後、森林におおわれた大地を、川沿いに移動し始めた。


しばらくすると、大河の河口の所に大きな町が確認できた。

リョウは、次元転送機を止めて、その町を拡大してみる。


リリネア「城壁に囲まれた町ですわね。お城がある。港もありますわね。」


地球の中世ヨーロッパに似た町で、帆船が何隻も停泊した港があり、

城壁の中には、オレンジと茶色の混じった瓦屋根を携えた白い壁の建物が密集している。


そうした町の中にさらに城壁があり、外側より一回り大きな屋敷と呼べる建物と庭園がある。

そしてさらに内側に城壁があり、城がある、その様な町だった。


リリネア「あれは街道かしら?」


その町からは、門を通し、街道が何本か伸びていた。


シャミル「ふむ、オリビエという町だな、多分。

人間族の町じゃぞ。」


リョウは町の座標を改めて確認をしてみた。


リョウ「場所としてはミレバとシャルシャの中間あたりだな。

それにしても、私たちの時代と比べると、人間族の暮らしもだいぶ違いそうだな。」


実際、この時代は地球で言うと、中世ヨーロッパの様な町で、

我々の時代は、中東の様な文化が栄えた時代となっている。


リョウは砂漠化があのような文化を生み出したのかなと思った。


リアン「あの街道から離れた所に降りて、町の中の様子を見てみましょうよ。

シャミル、案内してくれない?」


シャミル「まずは服装を変えねばな。エルフ族の衣装と、この時代の人間族の衣装にな。」


シャミルの話を聞くと、衣装は地球の中世の様な衣装で良い様だ。


リョウは、スマホを取り出し、ネット販売の能力が使えるか、確認する。


リョウ(使えるようだな。安心した。)


リョウはネット販売の能力でそれぞれの地球の中世の衣装を調達する。


リョウ「これに着替えて。」


一同は狭い次元転送機の中で、準備し対象に着替える。


リョウ「よし、では着陸しよう。あそこが良いな。」


リョウは、街道から少し離れた草原地帯を指さす。


リリネア「では降りましょう。」


リョウは次元転送機を操作して、目的の草原に着陸させた。


リョウは思い出すように、


リョウ「ところでシャミル、この時代のお金は、どういったものが使われていたんだ?」


シャミル「そうだな、金貨、銀貨、銅貨だな。通貨名は…忘れたな。

そうだ、町に入る時、お金が必要じゃぞ。」


リョウ「そうだ、お金だ。どうやって入手する…?

この時代のお金を。」


シャミル「じゃったら、街道でポーションでも販売したらどうじゃ?

エルフ族のポーションならすぐに売れるじゃろ。」


リョウ「それでいいのか?」


シャミル「確かこの時代は街道で商売をする商人はあちこちいたぞ。」


シャミル「じゃあ、その手で行くか。」


リアン「そういえば、リョウに預かってもらっていたポーションあったわね。

あれを売ったらいいと思うわ。」


リョウ達は、その様な流れで、街道でポーションを売って、

この時代のお金を調達することにした。

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