情報漏洩!!
情報漏洩をした相手が判明!!
※次話は明日7:00に更新予定です!
「まあ、さくっと謎解きといきましょうか。」
そう言って、画面に自分のパソコンの中身を写し出すと、
「うちの会社のパソコンの中身は情報管理部がチェックしているのはご存知ですよね?」
そう言いながら、とあるファイルを開くとそこには・・・
「これは本田君のメールの中身だよ。彼が送受信したメールすべてがある。
当然今の本田君のパソコンの中には入ってないものがあるだろうけどね。
それで・・・これを見て欲しいんだけど。」
すでに呆然と画面を見ている本田さんを無視して話がドンドン進んでいく。
「まずは半年以上前の段階というか、材料データを提示してくれた段階で
すでに改ざんの指示を出しているよね?」
開いているメールには、材料開発リーダーの野口さんは、
市販品よりも低い結果となったと伝えているにも関わらず、
宮本所長からデータを改ざんして良く見せるようにと指示が書かれていた。
更にはそのメールに返信して本田さんがこれくらいのデータにと、
改ざんするデータの値を指示していたのであった。
「他にもこの関連の指示はいくつもあるけど、まあ、これで改ざんは確定したね?
それで次は技術報告書の件だけど・・・あったあった!これこれ。」
そう言いながら開いたメールには、技術報告書を管理する管理部へ
どの技術報告書を削除するかの指示を出しており、
それらがすべて野口さんの技術報告書になっていた。
「本当数カ月前にすでにこんな破棄指示を出しているからさ、
現時点で探してもないんだよね。」
「こ、これらは不備があったので削除してもらっただけです。
これから新たに修正をさせようかと思っていたところで・・・。」
「そんな言い訳いいから。
だって、削除した技術報告書はすでに全部復元しちゃってるしね。」
そういって、PDFファイルを開くとそこには
削除指定していた技術報告書があったのである。
「いや~、数ヶ月前だったから、復元には相当かかったよ。
頑張ってもらったわ情報管理部に。」
「・・・。」
絶句している本田さんに、
「うちの会社はサブサーバーをいくつか持っているのは知っているだろう?
そこから引っ張ってきたんだよね~。」
得意気にパソコンを操作しながら目当ての数値を見つけ止めて、
画面に映し出す。
「承認者は宮本所長と本田君になってるよ。
野口君が改ざんする前の材料データの試験結果がね。」
血の気の失せる顔をして、ぶるぶると震えだす本田さん。
それもそうだろう・・・
完全に社会人としてのモラルに反する行為なのだから。
「ふふふ、今、本田君が恐れているのはこれじゃないよね?」
・・・え?
どういうこと?
だって、改ざんに関与したことが大きな問題になっているのでは?
え?え?
「何でこの時期にあそこのメーカーが
我々のデータを超えてくる特性を出してきたのか?
って、俺は疑問に思っちゃってっさ。」
そう言いながらまたパソコンを操作し始めた。
その行動を見て私は一つの予感がした・・・
まさか・・・
まさか・・・
「お、あった!これだ。本田君、君が・・・
あそこの会社にデータを送ったね?」
開かれたメールにはファイルが添付されており、
開くとこのプロジェクトが始まってからの議事録や資料が貼りつけられていた。
そのファイルが添付されて、送られていた先は・・・
関東の大手電機メーカーであったのだ!!
情報漏洩!!
こちらの開発情報が洩れているのなら納得がいく。
わずかにこちらよりも高い値を示していたことも!!
そしてこのタイミングでそれを開発できたことも!!!
みんなの視線が本田さんに注がれる中、
ついに本田さんは泡を吹いて倒れたのであった。
すぐにみんなが手当てを行う。
本社にある看護師たちが詰めている保健室に連絡を入れて、
すぐに会議室にきてもらい、
うちの会社が運営する病院へと運ばれていったのであった。
ただ、監視の目がついた状態ではあるが・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




