契約締結
照明事業部 新田さんの不満爆発!!
※次話は明日7:00に更新予定です!
イライラを隠すことが出来ない村中プロジェクトリーダー。
それもそのはずだろう。
当初は、1.38倍のレンズシートを入手するのは
中央研究所が進めるということであったが、
結果は・・・
まったく入手は進んでいなかった!!
というか、開発メーカーとの接触すらしていなかったのである。
そのため慌てて照明事業部が接触をして、
購入できるように手配をすすめたのである。
それもこちらが主になると色んな口出しを出してきた。
「当然、我々も購入できるようにしてくれるんでしょうね?」
「・・・はぁ?」
「当たり前じゃないですか、光取り出し技術は我々が開発しているものです。
照明事業部が我々の権限を侵していいものではないでしょう。」
・・・一発殴ろうかと思ったのは言うまでもない。
ただ、有機ELプロジェクト全体での契約をと考えていたので
しかたなしではあるが含めた契約でメーカーと打診すると、いくつかの要求があった。
まずは資金面。
このメーカーも海外の技術を購入して製造しているので
ロイヤリティーが発生するらしい。
その中にはまずは購入するにあたっての契約料が発生するとのことであった。
ここで中央研究所は、
“照明事業部が契約を結ぶのだから当然照明事業部が払ってください”
そう言い切ってきたのであった。
その契約料の内訳も、部署が増えるごとに料金が増す契約料となっていたので、
値段が高くなっているのは中央研究所が入ってきたからである・・・
「この分は当然中央研究所で持ってください」
我々が理由も含めて説明したのだが、それについての回答は・・・
NO!
絶対に金は払わないスタンスで、
その代わりに情報やレンズシートは中央研究所でも購入できるようにしろという・・・
挙句の果てには、
「交渉が下手なじゃいんですかね?」
・・・よく言ってくれるじゃない・・・
次は秘密保持契約の面
情報の開示先のことであるが、当然ここはうちは会社全体を希望した。
開発メーカーもそれは当然だと思っておりすんなり同意してもらえるところで・・・
「第三社に出すことがあるのだから、
開示許可はオープンにしてもらいたい。」
難癖付けるのは本当に得意らしい・・・
まあ、一部同意する手法ではある。
大きい無茶な要求をして、自分達の狙いのところへと落としていく手法。
ただ、それは自分達が主導するときにやってもらいたい。
わざわざ私が対応している時にイチイチ言ってこなくてもいいのに・・・
それに元々学会等への発表時は適時相談っという文言が入っている。
・・・一般的な秘密保持契約なはずなのに・・・
ちなみに墓穴を掘る面もあった。
「こんな契約書を使っているからダメなんだ!!」
中央研究所の面々が吠えていたのだが、
「これ・・・我が社の雛型の秘密保持契約書ですけど。」
私の一言に言葉を失ったのは言うまでもない。
これらの課題を突破して契約締結に至っている。
本来すでに中央研究所主導で行われいなければならなかったにもかかわらず、
村中プロジェクトリーダーから言われたにも関わらず、
何もしなかった中央研究所・・・。
「一週間だ猶予は。それ以上はない!」
村中プロジェクトリーダーが断言した。
ただ無言でうなづくことしかできなかった本田さん。
こうして、ミーティングは閉会したのだが・・・
「一週間だ猶予は。それ以上はない!」
村中プロジェクトリーダーが断言した。
ただ無言でうなづくことしかできなかった本田さん。
こうして、ミーティングは閉会したのだが・・・
「なあ、お前たちは本当になめてるのか?」
一週間が経過した時に、プロジェクトに参加しているメンバーに
送付された中央研究所 本田さんから送られてきたメールは、
『次回ミーティング時に技術報告書の件の回答をする』という回答だった。
これに即座に噛みついたは村中プロジェクトリーダーで、
届いたメールに返信をして、
“前回のミーティング時に、全員でしろと言ったはずだですが?”
その回答が、
“全員の予定を調整して、再来週から取り組むことをきめました。
そのためそれが終わって調査をすると次回ミーティング時にご報告できます”
どうやら中央研究所のメンバーはまずはレンズの検証を先にやってから
問題調査を行うつもりのようであった。
「・・・何を考えているんだろう?中央研究所のメンバーは・・・。」
「さぁ?あれだけ言われてまだ反論してくるとはね・・・。」
私も柊も何を考えているのかが理解できなかった・・・。
その後のメールのやり取りは行われておらず、
ただその後にその後のやり取りを知ることになった。
ただし、それは別の件も絡めてではあるが・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




