表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
35/52

予定は未達・・・

中央研究所・・・結果が出ず!!


※次話は明日7:00に更新予定です!

「それじゃあ、有機ELプロジェクトのミーティングを行います!!」


また私はこの席に出席を許されていた。

どうやら村中プロジェクトリーダーが私のことを気に入ってくれたようで、



「新田ちゃ~ん!絶対ミーティングには来てよね~。」


と、言われたため、川村部長も了承してくれたのであった・・・。



「まずは照明事業部だけど・・・結果は残念ながら向上はなし?」


「はい。今回は向上することはなかったです。

 ただ、寿命の方がある程度出てきたので、

 推測値ではありますが出しております。」


「なるほどね~・・・。まあ、これならいいか?ってくらいだね。

 特段LEDに比べて優れているわけじゃないけど。」


「そうですね。ただ、有機ELとしては長寿命出来ていると思います。」


「そうだね。知っている有機ELの中で一番長寿命なのは確かだよ。

 まあ、とりあえず安定しているってことが分かったのならいいや。

 それじゃあ、次は中央研究所・・・なんだか顔色が悪いけど大丈夫?」


そこにはまるでお通夜のような顔をしている中央研究所の面々がいた。



「聞くのが嫌なだけど!!!

 とりあえず・・・結果報告をお願いしていいかな?」


「はい・・・結果ですが、現在は1.3倍まで向上しております。」


「1.3倍?」


「はい。」


「目標は1.6倍じゃなかった?」


「はい、ですが、結果は1.3倍です。」


「マジですか?確か市販のシートタイプだと1.38倍がトップとか言ってなかった?」


「はい。」


「それにも届かないの?」


「はい。」


「・・・南日本電機の見本の回答をするね~君達。」


ため息をつく、村中プロジェクトリーダー、そのため息にも反応することなく、

ただ、この場だけを何とか息をひそめて切り抜けようとしている中央研究所面々・・・



「自分達の不都合があった場合には、

 質問されたことには“はい”か“いいえ”だけで回答をする。

 詳しい内容は一切言わない。

 それと質問された内容以外は回答しないだっけ?

 確か対応マニュアルに書いてあるのは?

 まさにそのまんまの対応なんだけど、宮本所長?」


「はい。」


「ふふふ、いいね~。

 それでこそ南日本電機ってところ?

 じゃあ、テコ入れが必要ね。

 課題は剥離の技術で良かったのよね?」


「いえ。」


「え?違うの?」


「はい。」


「じゃあ、ハッキリと何が悪いのか答えてくれるか?」


「はい・・・。

 課題はシートに形成するレンズ形状が問題です。

 予定していた形状は確かにシート状に形成出来ているのですが、

 それでも光取り出しが上がらなかったのです。」


「・・・ちょっとまって!シミュレーションではその形のレンズだと

 1.6倍に上がるんじゃなかったの?」


「はい。予定ではそうでした。」


「・・・どんなシミュレーションしたのよ。」


「以前にシミュレーションして作ったレンズで出したシミュレーション値よりも高くて、

 その幅を考えると1.6倍ぐらいまで上がるだろうと予想していました。」


「そもそも以前作製したレンズのシミュレーション値と実測値ではあってたの?」


「いえ、外れてました。」


「それを修正して合わせ込んだうえで、シミュレーションしたんだよね?」


「いえ、しておりません。」


「それじゃあ、あうわけないじゃん!!シミュレーション値がさ!!!」


「・・・。」


「じゃあ、今考えている構造では他に何をしようとも

 取り出し技術は1.3倍にしかならないってことだろう?」


「はい。」


「そこは断言されてもこっちが困るんだけどね。」


「・・・。」


またまた深いため息をつく村中プロジェクトリーダー。

そして意を決したように、


「じゃあ、1カ月後の発表は中止する?

 1.3倍じゃあ、市販品よりも低い値でしかないからね。

 そんなモノで技術アピール何ってないでしょう?」


「いえ!あと一カ月あるので、何とかします!!

 ですから、中止だけは待ってもらえませんか?」


「何とかするって何をするんだよ?」


「今、再度シミュレーションをおなっております。」


「・・・わかった、どうせ一週間前まではするかしなかは

 調整できるはずだからね。国内だし。

 あと3週間、死ぬ気で頑張ってくれ。」


「はい・・・。」


「だけど、せめて1.38倍以上でなければ発表はさせないからな。

 そのことだけは肝に銘じておいてくれ。」


「はい・・・。」


「じゃあ、照明事業部は30lm/Wの有機ELの発表準備を頼むね。

 2週間後にもう一度集まって発表内容の確認をするから。

 何なら、その間に向上した値が出ればそれでもいいけどね。」


「頑張ってみますが、期待はしないでくださいね。」


「なんでよぉ~!期待させてよね~!」


機嫌の悪かった村中プロジェクトリーダーも柊とのやり取りで

機嫌を取り戻して笑顔でミーティングを終えるのであった。


気づいた点は追加・修正していきます。

拙い文章で申し訳ないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ