勝利の学閥
見事主導権を取ったことを喜ぶ町田取締役と川村部長
※連続して更新予定です!
「うんうん、いいじゃないかな、川村君。」
「ありがとうございます。」
先ほどの打ち合わせの結果を報告すると上機嫌になる町田取締役。
「完全に主導権は我々にあるからね。製造も資金も我々が出しているのだ、
これであの金沢も口は出せないだろうね。
ふ、ふ、ふ・・・。
ただ・・・本当に出来るっということで問題ないのかね?」
「ええ、すでに部材手配にはすべてゴーサインを出しております。
照明のケースも協力メーカーが喜んで協力を申し出てくれました。
彼らは土日も稼働する予定で、来週早々に上がってきます。」
「有機ELの方はどうなのかね?」
「そちらもすでに昨夜から製造を開始しております。
過去に作製したことのある有機ELですので、
すでに十分な知見が得られています。
性能、製造工程共に問題ございません。
今週中には必要数の確保が出来、来週組み立てで、
動作確認をして来週末までに出荷可能でしょう。」
「いいじゃないか川村君。
さすがは川村君だ、期待通りの成果をだしてくれるね。」
「いえ、これも町田取締役のご助力のおかげです。
稟議もすでに通っておりますし、何より・・・
社長への提案ありがとうございました。」
「ふ、ふ、ふ。な~にあれくらい。
社長の出身地だからね。
思い入れのある地だよ。
きっと何かしたいと思っているだろうと思っていたからね。
そこに普通の照明器具だけではなくて、
今まで世に出ていない有機ELを用いた照明器具が出るととなれば、
間違いなく喰いついてくるのは明白だ。」
「ええ、そしてまさにその読み通りになりましたね。」
「うんうん。
あとは実際に照明器具を作り上げるだけだが・・・
最後の確認だが、本当に大丈夫なのかね?」
「はい、ご心配には及びません。
少々お待ちいただければ・・・。」
私はそう言いながら、自分の胸元に手を伸ばす。
先ほどスマホが震えていたのだから、間違いなくメールが来たのだろう。
それは・・・
「ご覧ください。これが今回の有機EL照明器具でございます。」
そう言いながら、メールに添付されていた動画を町田取締役に見せる。
その動画は出来上がったばかりの有機EL照明器具が稼働しているところを
写した動画となっていた。
「・・・すでに第一陣は出来ているのか・・・。」
目を見開いてい驚かれている町田取締役の顔を見て、
私は大きく満足をする。
「はい、先ほど説明させていただきましたが、すでにあるモノを流用しているので
すぐにでも組み立てが出来るのです。
ただ、このケースの色合いだけが少し照明として相応しくないので、
今回新たに作り直しているだけですから。」
「満足だよ、川村君。これなら間違いないく期限内に提供できるね。
良くやったよ川村君。」
「ありがとうございます。」
私は笑みを浮かべたまま町田取締役の執務室から出るのであった。
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




